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第1話

SEASON_1
183
2024/03/18 19:23

あなたの名前 side


夕方──。



学校で先生に呼ばれ帰るのが少し遅れてしまった。

よくは覚えてないが、
意味のわからない事を愚痴愚痴と怒られてしまった。

物凄く疲れ大きな溜息を付く。








踏切が鳴り、遮断棒が降りてくる








ふと奥を見る、
こっちを見ている幼馴染に大きな声を掛ける──。


◯◯
「 月〜!! 」

「 あなたの名前。
随分と遅かったじゃないか。 」

と落ち着いた声で淡々と喋る
???
「 また怒られたのか。 」
◯◯
「 よく分かったね。 」

◯◯
「 やっぱり月にはお見通しだね。 」
???
「 何年間 一緒にいると思ってるんだ。 」


まるで心を読んでるように当ててくる。
なんでも出来てしまう彼


頭も良いし

運動神経もいい

顔立ちもいい

優しい…





















何処から見ても彼は完璧な存在だ。








夜神 月──。








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