第52話

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2023/08/28 14:28 更新
あなたside





治から、連絡が入った。
太宰治(黒)
この間行ったカレー屋の店長と、織田作の養っている子供が殺された。
(なまえ)
あなた
!!わかった、すぐ向かう!



雨が、降っていた。
太宰治(黒)
織田作、君が何を考えているかわかるよ。けどやめるんだ。そんな事をしても、、
織田作之助
そんな事をしても子供達は戻って来ない。
織田作は、淡々とした口調だった。
太宰治(黒)
連中はまだ余力を残している。そして奴らの居場所は、
織田作之助
連中の居場所ならもうわかってる。招待状が来たからな。
(なまえ)
あなた
行く気、、?
太宰治(黒)
聞いてくれ。先程ボスが秘密の会合に出席したらしい。相手は異能特務課。
太宰治(黒)
この一件にはまだ何か裏がある。
織田作之助
何かなどないよ、太宰、あなた。
織田作之助
もう全て終わった。
太宰治(黒)
織田作…おかしな言い方を許して欲しい。
でも聞いてくれ。何かに頼るんだ。何でもいい…
この後に起こる何かに期待するんだ…それはきっとあるハズなんだ。
太宰治(黒)
ねぇ織田作、私がなぜポートマフィアに入ったかわかるかい?
そこに何かあると期待したからだよ。
暴力や死、本能や欲望…そういったむき出しの感情に近い所にいれば、
人間の本質に触れる事ができる。そうすれば何か…何か生きる理由が見つかると思ったんだ。
織田作之助
俺は小説家になりたかった。再び人を殺したらその資格が無くなると思った。
だから殺しをやめた。
(なまえ)
あなた
織田作、、、まだ、まだ間に合う。




私が嫌になる。







わかっているのに。





だって、こう仕向けたのは。
太宰治(黒)
織田作、、。
織田作之助
だがそれも終わりだ。
太宰治(黒)
行くな!織田作!
ほかならぬ、
織田作之助
俺の望みは一つだけだ。
太宰治(黒)
織田作!!
私なんだから。
(なまえ)
あなた
、、、無理だよ、治。あれはもう、止められない。
私が、彼を追い詰めたんだから。 












森鴎外
おや太宰君、あなた君はともかく、君の方から来るとは珍しいな。
太宰治(黒)
ボス、織田作を救援する為の異能力者部隊編成の許可を頂きたい。
太宰治(黒)
今織田作はミミック本拠地で単身による威力偵察を行っています。
このままでは貴重な異能力者である織田作が死にます。
森鴎外
君の思考は理解できる。だが織田君は恐らく誰かの救援など望んではいないだろう。
それについてはどう思うね?
その瞬間、隣で息をのむ音がした。






気づいたのだろう。



この事件の真相に。
振り向いた治に銃口が向く。
太宰治(黒)
ずっと考えていました。ポートマフィアとミミックと黒の特殊部隊…
いや、この場合は異能特務課というべきですね。
この三組織を巡る対立は誰が操っていたのか…
太宰治(黒)
ボス、あなただ。その黒い封筒にはそれだけの価値がある。
(なまえ)
あなた
ポートマフィアがどれ程強大な力を持っていようとも、
政府機関である異能特務課の機嫌を損ね、弾圧される可能性に常に怯えていなければならない。
太宰治(黒)
だからあなたはミミックを潰す対価として、この証書を発行させる取引を持ちかけた。
異能組織として活動を許可するこの証書、異能開業許可証を。








すべてを話し、裏付けを取った治は、
二つのことを森さんに話す。
森鴎外
…君にも私の制止を振り切って彼の元に行く利益などないと思うが?
太宰治(黒)
それが二つ目ですボス。確かに利益はありません。
私たちが行く理由は一つです。
(なまえ)
あなた
ええ、損益の勘定なんかじゃない。
太宰治(黒)
彼が友達だからですよ。
歩みを進める治を見て、振り返らずに森さんに言った。
(なまえ)
あなた
森さん、あなたの考えはすべて思い通りになるでしょう。
でも、一つだけ、あなたは大きな間違いをした。
森鴎外
、、、なんだい?
(なまえ)
あなた
、、、私を、このマフィアに入れたことですよ。
NOside






太宰は舞踏室で倒れた織田作のもとへ向かう。








太宰治(黒)
織田作!!
太宰治(黒)
バカだよ!君は大バカだ!
あなたはいない。






今この瞬間、その場には太宰と織田作だけだった。
織田作之助
太宰…お前に言っておきたい事がある…。
太宰治(黒)
ダメだ!やめてくれ!まだ助かるかもしれない!いや、きっと助かる!だからそんな風に…。
織田作之助
聞け!
その一言で、太宰は、はっと黙った。
織田作之助
お前は言ったな…暴力と流血の世界にいれば生きる理由が見つかるかもしれないと…。
太宰治(黒)
ああ言った…言ったがそんな事今は。
織田作之助
見つからないよ。自分でもわかっているハズだ。
織田作之助
人を殺す側だろうと救う側だろうと、お前の予測を超えるものは現れない。
お前の孤独を埋めるものは…この世のどこにもない…お前は永遠に闇の中をさ迷う。
太宰の顔は、泣き出しそうになっていた。
太宰治(黒)
織田作…私はどうすればいい…?
弱弱しく問う太宰に、織田作は言う。
織田作之助
人を救う側になれ。

どちらも同じならいい人間になれ。

弱者を救い孤児を守れ…

正義も悪もお前には大差ないだろうが…

その方が幾分か素敵だ…。
太宰治(黒)
なぜわかる?
織田作之助
わかるさ…誰よりもわかる…俺は…お前の友達だからな…。
その瞬間、あなたが、駆け込んできた。
(なまえ)
あなた
織田作!!
織田作之助
あなた、お前は、闇の中にいるべきじゃない。
(なまえ)
あなた
え、、?
織田作之助
太宰と、いい人間になれ、太宰を、支えてやってくれ、、、。
太宰&夢主
!!!
(なまえ)
あなた
わかった、わかった!!
太宰治(黒)
わかった、そうしよう、、。
織田作之助
人は自分を救済する為に存在する…か…確かに…その通りだ…。
太宰の包帯が、解ける。









「~~~、~~」
舞踏室の中は、太宰とあなただけが生きていた。
(なまえ)
あなた
治、準備、しておいでよ。
太宰治(黒)
ほんとうに、来てくれるの?
(なまえ)
あなた
あたりまえじゃん!
太宰治(黒)
、、、。
(なまえ)
あなた
、、、中也の、こと?
太宰治(黒)
!、、うん。
(なまえ)
あなた
、、、もし、もしね、抜けたいって中也に言えば、中也は来ると思うよ。
何よりも中也は治が大事だから。
太宰治(黒)
、、。
(なまえ)
あなた
でも、「三黒」がポートマフィアを抜ければ、追手が厳しくなる。
その中には、部下も含まれるだろうね。
太宰治(黒)
、、、!!あなた、私に、昨日中也に会っておけって言ったのって。
(なまえ)
あなた
、、、もっと、つきつめておけば、よかったね、ごめん。
太宰治(黒)
、、、行こう。二人で。
(なまえ)
あなた
、、、でも、
太宰治(黒)
うん。
太宰&夢主
「三黒」は、消えない。

そして、二人は消えた。
















そこには、元から生命のない人間だけが・・・・・・・・・・・・・残った。

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