第2話

夕食前
36
2024/02/03 14:08 更新
あなたサイド
コンコンコン
ノックの音で目が覚めた。自室に戻った後、すぐに眠ってしまったようだ。
後藤信介
後藤信介
失礼します
ガチャッ
後藤信介
後藤信介
お嬢様、夕食の準備が整いました。1階へまいりましょう。
ゆうしょく…夕食!?
ねぼけていた頭がはっきりとしはじめた。
眠ったことで怒りはほぼおさまり、夕食を意識したことで自分が空腹だということに気がついた。
(なまえ)
あなた
行きます!と言いそうになったのをすんでのところで言いとどまった。
後藤信介
後藤信介
い…?
ここで素直になったら、なんだか負けたような気がするからだ。
(なまえ)
あなた
いや、お腹空いてないからいらない!
そう言ってドアに背を向け、ベッドの上で布団にくるまった。
しかし
グーー
(なまえ)
あなた
っ//
後藤信介
後藤信介
ふふっ
後藤信介
後藤信介
からだは正直ですねえ
自分でも顔が真っ赤になっていることがわかった。
それでも行くまいと布団を握りしめたが、後藤に剥ぎ取られてしまった。
(なまえ)
あなた
返せっ
必死に取り返そうとしたが
後藤信介
後藤信介
失礼します
と言って
いわゆるお姫様抱っこをされてしまった。
(なまえ)
あなた
ヒャッ
おもわず後藤の腕にしがみついてしまった。
後藤信介
後藤信介
…!…怖いですか?
(なまえ)
あなた
別に怖くないし!
また強がってしまったが本当はちょっと怖かった。抱っこなんて10年以上されてないし。後藤は背が高いし。だから後藤の腕から手を離すことはできなかった。
後藤もわたしの強がりに気がついたのだろう。
後藤信介
後藤信介
ご安心ください。決してお嬢様を落とすようなことは致しませんので。
そう言ってわたしのからだをよりしっかりと支えてくれた。
恥ずかしかったけど、どこか心地よくて素直に身を委ねたのだった。

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