第29話

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2026/08/28 14:05 更新
前回のあらすじ
幼い頃のあなたの下の名前と翠さんが初対面を果たし家族に
数年後(ざっと小学校低学年)
あなた
……みどりさん、元気ない?
塔翠
大切だったやつが死んでしまったんだよ
あなた
そっか……
あなた
悲しいね……
塔翠
ああ……
あなた
……っひっく……っうぅ
塔翠
あなたの下の名前……
塔翠
(ハジメとは会ったことないはずなのに……俺の気持ちを察して泣いてくれているのか……?)
塔翠
……大丈夫、大丈夫だ
塔翠
心配をかけてすまない
塔翠
お詫びに今日の夕飯はあなたの下の名前の好きなものを買ってこようか
あなた
……ラーメンがいい
あなた
私にはみどりさんの大切な人のことは分からないけど、みどりさんが悲しんでるとその大切な人も悲しいよ
塔翠
!……あぁ、そうだな
塔翠
俺の好きなラーメン屋があるんだ
塔翠
わがままかもしれないが、そこでもいいかな?
あなた
うん!いいよ
塔翠
ありがとう
塔翠
お前は優しいな
塔翠
その優しさが悪い方向に行かなければいいんだが……
あなた
みどりさん何してるの〜?早く行くよ〜
塔翠
ああ、すまない、すぐ行くよ
数日後
あなた
(みどりさん、最近は元気なかったけど、また笑ってくれるようになってよかった)
ねぇ、そこのあなた
あなた
私?
ええ、そうよ
あなた
どうしたの?
……もしよかったら、私とお友達になってくれない?
あなた
!うん、いいよ!
本当!?ありがとう!
私は吹よ
あなた
私はあなたの下の名前!
あなたの下の名前、いい名前ね
あなた
ありがとう!
もしよかったら一緒に遊ばない?
あなた
あ、えっと……今日はすぐに帰らなきゃいけなくて……
あら?どうして?
あなた
みどりさんに寄り道するなって言われてるの!
あら、そうだったの……なら、お邪魔してもよろしいかしら?
あなた
お邪魔するって何?
お家行ってもいい?
あなた
それならいいよ!
あなた
みどりさん!ただいま!
塔翠
おかえりあなたの下の名前、えっと君は?
吹よ、あなたの下の名前と仲良くなったの
塔翠
そうかい、こちらとしてもあなたの下の名前に友達ができることは喜ばしいことだ
あなた
吹ちゃん、ごめん!すぐに宿題終わらせるから少し待ってて!
ふふ、わかったわ〜
塔翠
さて、あなたの下の名前が宿題しに部屋に行ったから、二人になったね
ええ、そうね
塔翠
一つ気になるんだが、君は初対面のはずなのに随分とあなたの下の名前のことを気にかけてくれているじゃないか
塔翠
なぜだい?
……ここから言うことは、あなたの下の名前には秘密にして
塔翠
ああ
……実は私もあなたの下の名前なのよ
下の名前だけじゃない、名字であるあなたの名字も一致している
だからね、私ってあなたの下の名前と同一人物なの
塔翠
……それだけでは通用しないぞ、あなたの名字あなたの下の名前という同姓同名の別人がいる可能性もある
つまり証拠ね、わかったわ
『あなたの下の名前、こっちにいらっしゃい』
あなた
どうしたの?吹
『ちょっとそこで止まってて』
あなた
了解
『休みたいから、一体代わって』
塔翠
!(あなたの下の名前の中に入っていったと思ったら同じやつが出てきた?)
『ご協力ありがとう、宿題しに戻っていいよ』
あなた
了解
塔翠
今、あなたの下の名前に何をしたんだ?
主様の中にいた私を分身させてこちらへ連れてきたの
主様にはバレないように洗脳してね
塔翠
なるほどな
あなた
吹ちゃん遊ぼ〜!!
いいよ、何して遊ぶ?
あなた
人形遊び!
あら、可愛いお人形さんね〜
あなた
みどりさんがくれた!
いいセンスじゃないの
塔翠
適当に選んだのにこんなにも喜んでくれるとは思わなかったものだから驚きだよ
今日はありがとう、また遊びましょうね
あなた
うん!!
塔翠
またいつでも来るといい









ミズ・シュロ
遅かったじゃないか、どこで道草を食ってた?
主様を見つけたのでね
ミズ・シュロ
主……多重人格の一部であるお前の本体か
ええ
今後は彼女と遊ぶこともあるでしょうし、多少の道草は許してほしいわね〜
ミズ・シュロ
構わないが、お前はヴィオレッタのお気に入りなんだ
ミズ・シュロ
くれぐれもヘマはするなよ
ええ、もちろん
じゃあ、今日も修行よろしくね
ミズ・シュロ
修行って言っても、もうお前はアタシに勝つポテンシャルもスキルもあるんだ
ミズ・シュロ
だから基礎訓練しかやらないぞ
え〜、戦いたかったのに〜
ミズ・シュロ
一週間に一度のボスとの実戦で勝つことがお前をヴィオレッタの幹部にする条件だろ?
ミズ・シュロ
なら、次のボスとの対戦まで諦めることだな
ちぇ〜

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