足早に競技場を去る彼らの跡を追うと
たどり着いたのは
誰がやられたのかと
壁に張り付いたまま隙間から保健室を除くと
ハーマイオニーだった
こんなにも身近な場所まで被害が迫っているとは思いもせず
とにかく
誰かに見つかる前にと廊下を走り出した
inグリフィンドール寮 自分の部屋
ドサリとベットに倒れ込むが
空っぽな隣のベットに慣れず
結局また起き上がる
正体や居場所が分かっても
どんな方法で応戦すればいいのか分からず
ただただ悶々とした気分のまま真紅の天蓋を見上げていた
翌朝、朝食を摂りに降りていくと
大広間が騒がしい
ダンブルドアがいない
そんなことになれば、今度は誰かが殺されかねない
でも
戦い方がわからない
悔しさからか、体の中からどろどろとした何かが押し上げてくるようだった
鶏も殺されてしまった
致命的な方法が他にあれば
見つかれば
『セドに会いたい』
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