第37話

4-11 最大の試練(自己紹介)
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2025/09/07 09:37 更新


クズハは不貞腐れた子供のように、そっぽを向いた

クズハ
クズハ
へー、そーかよ
あなたの下の名前(カタカナ)は学園に潜入して調査をしてきたオレ様に感謝してないのか
クズハ
クズハ
あー、オレ様超ショックー。
きーずつーいたー
(なまえ)
あなた
ち、ちかっ、ごめ……
クズハ
クズハ
ごめんなさいより、ありがとうが聞きたいぜ
ほらほら ちゃんと使い魔を褒めろよご主人様

そう言ってクズハはお行儀悪く


椅子の上で足をブラブラさせる




わたしはギュッと目を瞑り、膝の上で拳を握りしめて


声を絞り出した
(なまえ)
あなた
い、いつも、ありがとう、クズハっ!
クズハ
クズハ
おっ、いいじゃん、その調子その調子。
クズハ
クズハ
よし、次はクズハ様最高〜!
(なまえ)
あなた
くずはさまさいこう!
クズハ
クズハ
クズハ様素敵ぃ〜!
(なまえ)
あなた
くずはさますてき!


目をグルグルさせて復唱するわたしに


クズハはポリポリと頬を掻く
クズハ
クズハ
なんかオレ様、善良な人間を洗脳してる
悪人の気持ちになってきたぜ
(なまえ)
あなた
クー酷い……
クズハ
クズハ
にゃにおぅ!
オレ様はお前のためを思ってだな………




クズハ
クズハ
……………………ん?
クズハは赤色の目をくるりと動かして窓の外を見ると、


窓を開けて身を乗り出した



慌ててクズハの服の裾を引く
(なまえ)
あなた
ク、クズハっ!
あ、危ないよっ、落ちちゃう……っ
クズハ
クズハ
おい、あなたの下の名前(カタカナ)、見ろ
クズハ
クズハ
男子寮の庭、怪しい奴がいるぞ

(なまえ)
あなた
…………………えっ?



ネロに並んで窓から身を乗り出すと、


隣接している男子寮の方に目を向けた





屋根裏部屋の窓は高くて見晴らしがいいが、


次のない夜に遠くのものを視認するのは、流石に無理がある




無詠唱で遠視と暗視の魔術を使用した



この術は透視ではないので障害物があると使用はできない


なので窓から身を乗り出す必要がある







……クズハの言う通りだ……男子寮の庭に、誰かいる……







その人物は頭からフード付きマントを被っており


顔は見えない





ただ、フードの隙間から髪がチラチラと


揺れているのが見えた




その時、強い風が吹いて、フードが外れる




この位置からはその人物の後頭部しか見えない





すぐにその人物の後頭部の縦横比を目に焼き付けた





その人物が足を止めてフードを被り直すと、また風が吹いた



風によってマントの下の服が少し覗く



マントの下に身に着けている服は立派なフロックコートだ





その胴体と足の長さを目視で測っていると


その人物は男子寮の庭を突っ切って、建物の角に消えていく



クズハが眉間にシワを寄せて、目を細めた

クズハ
クズハ
見えなくなっちまったな
クズハ
クズハ
お前の魔術でどうにかできねーの?

(なまえ)
あなた
……建物に入っちゃったから、
これ以上は追跡できない……
(なまえ)
あなた
ただ……



顎に指を当てて、目を閉じる







頭の中では、めまぐるしい速さで数字が行き交っている













その数字が、わたしに一つの真実を教えてくれる










(なまえ)
あなた
……わたし、あの人と






























(なまえ)
あなた
会ってる















ネロ→クズハに修正しました!

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