私が驚いた声を上げると、
ソイツはニコォッと意味深な笑みを浮かべて
私を深く抱きしめた。
隣のヤツに助けを求めたものの、無理だった
腹いせに暴言を吐いてやった。(笑)
でも、どうするか。高校もプロヒーローも、
ヴィラン連合のリーダーの妹と知れば
私を見放すのだろうか。
私の"親のように"。
私は急に悲しくなり、涙が溢れ出した。
死柄木弔は、その後私を優しく抱きしめた。
私は完全にそれで安心感が芽生えた。
私は死柄木弔を
兄として認識せざるを得なかった、
そして、落ち着いた後に事情を説明した。
何か条件が必要なようだ。
死柄木弔は、私の顎を掴んで
自分を見るようにしてから低音ボイスで囁いた
つまり、助けを求めたり情報を渡す事は禁止
元々したら殺される事は想定済みだ。
死柄木弔は私の返事にニコッと笑顔で返し、
私を再度抱きしめた。
そして、ヴィラン連合の自己紹介が始まった。
まぁいつの間にか私がヴィラン連合の一員になったかのように挨拶を始めた。
Mr.コンプレスは、白いハンカチから
バッッと1本の薔薇を差し出した。
私を目の丸くしてその薔薇を受け取った。
そして、死柄木弔以外の自己紹介が終わり
皆が私に目線を向けた。
私は、息を呑み自己紹介をした。
すると、後ろから死柄木弔が抱きついてきた。
死柄木弔は私の頭に自分の顎を乗せ、
私の頬を掴んで、口付けをした。
これが他人だとしたら、今すぐぶち殺してる
兄だからって何でもしていい訳でもない。
それを理解してくれ。
一生の黒歴史にもなりそうだ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!