✔ 学パロ ✔ ほのぼの
親が出張でいないということで俺の彼女であるクロノアさんを家に呼び、久しぶりに寛ごうと二人分のコーヒーを準備して、ローテーブルに置いた瞬間。
急に彼が正座をし始めて、改まった様子でなにを言い出すのかと思えば、
なんて言い出して。
もちろんそういうことも幾度となくしてきたが絶対に噛み跡、マーキングはしてこなかった。
だって嫌じゃん、大好きな彼女に傷を付けるのって。
顔を真っ赤にして言うクロノアさんに呆れてしまう、
そりゃあ独占欲は嬉しいけど、俺が鬱血痕をクロノアさんに付けた、なんて事実は残したくない。
噛み跡なら尚更だ、絶ッ対に嫌。
ぺしょ…と縮こまったクロノアさんに鼻息を荒くする、
駄目って言ったら駄目なんだよ、ほんとに!!
頬をぷくーーっと膨らませて目線をずらし、明らさまに拗ねてしまうクロノアさん。
いや……まぁ気持ちは分かる。
いっつも大事にしてくれる人からのちょっと野性味の部分って嬉しいんだよ。
クロノアさんだってそう、いつも俺に負担をかけないように我慢してたクロノアさんが、えっち中に「もっと、」なんて求めてきてくれたときには死ぬかと思ったもん。
そういうことなんだよね、分かるんだよ、でも…!
緩まった制服のカッターシャツの隙間から鎖骨を撫でて、
クロノアさんの瞳をしっかり捉える。
水分が含まれてて、さらさらで、白くて、そんな肌にグロい色が浮かんでるのは居た堪れない。
クロノアさんの長い前髪をわけるようにかき上げ、額同士をコツン、とくっ付ける。
溜まった熱がじゅわ、と伝わってきて、思わず頬が緩んだ。
そのままちゅ、と口付けをして、ゆっくりと離れる。
まだ不服そうだけど顔を赤くして目を伏せたクロノアさんの頭を撫でて、彼の機嫌を取り戻すためになにかないかなぁーとキッチンへと戻る。
えーっと、アイスとか…?
なーーんて考えていると。クロノアさんに後ろからぎゅっと抱き着かれて、その瞬間、
項辺りに、鋭い痛みが走った。
舌を出して寝室へと駆け込んで行ったクロノアさんに、すぐにスマホでカメラを起動して後ろからの写真を撮る。
そこには、真っ赤に染った噛み跡があった。
こっちだって我慢してんだよ!!
そう心の中で叫びながら、分からせてやろうと、既に冷めてしまったコーヒーを通り過ぎて寝室へと向かった。
krnaさん受けムズカシイ😖😖💦











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。