そして、今日は見学だけして解散となった。
みなみ『あのぉ。あなたさんと桃さん用事があるんですけどぉ……』
げっ。
桃『わかった……』
あなた『桃……うちっちは、なんかされるのかな?』
桃『さすがにね。』
みなみ『はぁやぁく!!』
澤村『お前ら早くしろよな!』
と言って帰っていった。
みなみ『本題だけど、バレーぶやめろよ』
あなた『いや、なんでだよ?』
みなみ『私は澤村先輩が好きなの!!邪魔しないで、!』
あなた『なんで私があんたの恋を手伝わなきゃ行けないわけ??
じゃ、帰るわ』
みなみ『ちょっと待てよ!!華っ!!』
華『ふふっ。でもねぇ。少しは反省してもらわないとね!』
ガチャ!
その音がした時私たちは思考が停止した。
え?え?
鍵閉められた?
明日の朝までずっとこれ?
どうしよう……どうしようどうしようどうしよう
あなた『ハァハァ』
桃『落ち着いて!あなた』
私は、昔あった事件のせいで暗闇、密閉空間、の2つの条件が重なると息が荒くなる。
昔の事が鮮明に蘇る。
あれは中学2年のこと……
暗い中1人で帰っていたら急に誰かに抱きつかれて、どこかに連れていかれて2日間監禁された。
それがトラウマになってしまっている……
桃『大丈夫??あなた……
落ち着こう。』
と言い、私の背中をさすってくれる……
あなた『桃……ありがとう』
桃『ううん全然……それよりあなた疲れてるでしょ??寝なよ。』
あなた『ありがとう……』
そう言い、私は眠りに着いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。