第22話

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2026/02/02 11:00 更新




























(なまえ)
あなた
ただいまー。
え??
(なまえ)
あなた
えじゃないと思うんだけど?
滅多に顔を見れない息子のご登場なんだから泣いて喜んでよ。
調子乗りすぎか?こいつ、


 これが帰省後数秒後の会話。



 これがうちのお父さんで声の声量がおかしく、いつ
 もなんかうるさい。

 今回は、「いやお前が悪いだろ」って意見を受け
 付けないこととする。
いや、事務所に帰ってこられても…。
家に帰りなさいよ…?
(なまえ)
あなた
あれ?こっち事務所?
はい、なんなら社長室です。
(なまえ)
あなた
あぁー…ごめん?


 そう。

 うちのお父さんは"加賀美ハヤト"と言う名を持った
 "くろのわ"の所属するモデル事務所の社長である。

 どうやらその社長室へと帰ってきてしまったらしい。









 コンコン

 ガチャ
(なまえ)
あなた
しゃちょー、目を通して欲しい資料があるんですけど…あれ、あなたくん?
(なまえ)
あなた
いだはるじゃん!まだいたんだ。
甲斐田 晴
まだいたんだってなに??


 社長室へと入ってきたのはお父さんの秘書を務める
 甲斐田晴という人だった。

 子供の頃は、よく遊び相手をしてもらっていた記憶
 がある。
加賀美 ハヤト
甲斐田さん、ありがとうございます。
それで?あなたはなんで帰省を?
甲斐田 晴
飲み物持ってきますね。
(なまえ)
あなた
流石にわかってはいるでしょ?
加賀美 ハヤト
…??


 まじかこの人…、
(なまえ)
あなた
俺なんか事務所の所属になってるらしいじゃん?


 そう問えば、"そういえば!"というような表情が
 返ってくる。
加賀美 ハヤト
あー!でしたね。
テレビ撮影どうでした?
(なまえ)
あなた
どうしたもこうしたもないんだよね。
2人がご立腹すぎて家に帰りたくない。
加賀美 ハヤト
だからわざわざ私の家にね…。
(なまえ)
あなた
一応俺の家でもあるよね??
加賀美 ハヤト
当たり前じゃないですか。


 そう言って優雅にいだはるが持ってきたコーヒーを
 飲んでいる。

 今の言い方はそう聞き返したくなるような返し
 だったって。







 まぁややこしい話なんだけど、

 お父さんと一緒に住んでいたのは小学校に上がる
 前で、

 お父さんの家で過ごしてたのもその時間だけだ。



 何故かっていうと、

 お母さんが事故で亡くなったから。




 うちの両親は事実婚で俺の姓はお母さんの方。

 だからお父さんとは姓が違う。



 お母さんが死んだときに、

 お父さんのことをよく思ってないおばあちゃんたち母方の祖父母
 それを理由にお父さんと俺を離れさせた。






 それからも顔を合わせる機会はあったけどお父さん
 の家に帰ったことはない。

 だから久しぶりの帰省。

 帰省というかも怪しいけど。
(なまえ)
あなた
で、しばらくいていい?
加賀美 ハヤト
もちろん、歓迎します。
(なまえ)
あなた
よっしゃ、あ、2人には内緒ね?
加賀美 ハヤト
はいはい


 その返事を聞いて安心して部屋を出る。

 事務所から出る途中、好奇の目線が全身を刺して
 いるが気にしない。



 まぁ社長に子供いるとか知ってる人少ないだろうし、
 俺が誰なのか気になって仕方ないんだろう。






 家の前につき、

 お父さんから受け取ったカードキーをかざす。




 懐かしの我が家だ。

 20年ぶりほどの光景に懐かしさを覚える。







 しばらく家の中を探索して、変わらない自分の部屋
 に荷物を置き、リビングのソファに戻る。
(なまえ)
あなた
んっ…はぁ、今日は疲れたな、


 一息つけばどっと疲れを感じて、伸びをする。

 朝から家事して、マネさんと押し問答して、テレビ
 撮影に出て、実家帰って…、



 そんなことを考える間にも少しずつ瞼が下がって
 きて、諦めてソファの上で横になる。

 そのまま眠りについた。











































作者
今フォロバ企画やってるんで興味あればどーぞ。


 


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