第75話

第72話
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2026/04/15 12:00 更新
テーマパークから戻ってきた日の夕食は、
適当に買ったコンビニ弁当で済ませた。
今は食後に、みんなでのんびりしている。
障子を開け、窓の外から見える景色に目を向けた。
涼しい風が流れ込んできて心地良い。
加賀美ハヤト
いい風ですね
あなた
ほんとだね
あなた
春って感じがする!
いつの間にか隣にはハヤトがいた。
旅館のシャンプーの、
知らない匂いが風に乗って私まで伝わってくる。
加賀美ハヤト
そういえば、
着物レンタルと着付けの予約が取れました
あなた
えっ、やったぁ!
あなた
着物でハヤトと京都デートだね
窓の縁に体重をかけ、ハヤトを見上げる。
暗くてはっきりとは見えなかったが、
確かに、彼の耳はほんのり赤くなっていた。
あなた
色んな着物があるんですね〜!
朝8時から着物レンタルのお店に来て、
今は着物を選んでいる。
スタッフ
今は桜の季節ですので、
被らない黄色や淡い緑がおすすめですよ
あなた
なるほど⋯⋯
最終的に私が選んだのは、
黄緑のグラデーションがかかった着物だ。
ところどころに梅やうぐいすが描かれている。
その後、およそ2時間をかけ、
ヘアメイクと着付けをしてもらった。
あなた
ハヤトまだかな〜っ
お店の外で待っていると、
見慣れない男性が出てきた⋯⋯と思った。
背丈が高くて、綺麗なミルクティ色の髪。
一目見て気づけなかった自分が悔しい。
あなた
え⋯⋯ハヤト!?
加賀美ハヤト
私じゃなかったら誰なんですか!?
あなた
すごいかっこいい!
一瞬照れた様子を見せたが、すぐに私の髪を撫でて、
加賀美ハヤト
似合ってます
加賀美ハヤト
⋯⋯可愛くですよ
と言われた。
きっと、今1番情けない赤面を晒しているのだろう。
顔面を両掌で覆ったが、抵抗虚しく、 
どちらの手も引き剥がされ、ハヤトに握られた。
加賀美ハヤト
では、行きましょうか
加賀美ハヤト
「京都デート」
川沿いの桜並木を歩く。
周りには屋台がちらほら出店されており、
子どもやカップルが大勢いた。
平日だから少ない方なのだろう、
とは思うが、一瞬でも離れればはぐれてしまいそうだ。
加賀美ハヤト
逸れないでくださいね?
思考が読まれたかのように、ハヤトは私の手を握り直す。
私も強く握り返した。
あなた
見失うわけないじゃん!
加賀美ハヤト
ふふっ、それは嬉しいです
改めて前を見て歩き直す。
時々うぐいすの鳴き声が、春を知らせるように響いていた。
あなた
歩いてると暑くなってくるね
加賀美ハヤト
あ、かき氷ありますよ
あなた
いやぁ⋯⋯かき氷はまだ季節じゃないんじゃ⋯⋯?
加賀美ハヤト
食べましょう
半強制的にかき氷を食べさせられた。
こういうところ、男子小学生だよねぇ⋯⋯。
こんばんは。
閥といいます。
現在修学旅行で東京に来ています。
京都じゃないんかい!って感じですよね。
次もよろしくお願いします!

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