『風間…さん……私、死に…たく…』
だんだん…感覚が無くなってきた
本当は泣き叫びたいのに…もう、そんな気力もない
「大丈夫だ…」
何について大丈夫と言っているか分からなかったけど、
その一言で私は、少し安心した
『最後…まで………迷惑…ばっか……でし…たね』
もう、息が続かなくてうまく喋れない
「………喋るな。もうすぐで着く…だから」
『聞い……て』
風間さんが私のために…苦しまないためにゆっくり歩いている事も
もうすぐ着くなんて嘘だっていう事も知ってる
だから…最後に話したい
『降…ろして……くださ…い』
「本当に…いいんだな?」 『は…い』
風間さんは、壁を背に私を座らせた
そして、私の言葉を待つように、私の前にしゃがんだ
私は、今にも聞こえなくなりそうな声を絞り出した
『…最後…に、風間…さん…が、いて…よかっ…た』
もう…喋れない
ちゃんと伝わってるかな…
ギュ
「ずっと、ここに居る。安心しろ」
あったかい…優しい匂いがする
これなら……安心できる…………かも………
『おや……すみ………なさ…い』
「………ああ。ゆっくり眠れ、さら」
もう、ピクリとも動かない彼女を丁寧に持ち上げると
彼は、また、同じ速さで歩き始めた
数年後………
「あ、風間さんも墓参りですか?」
「ああ。……太刀川はどうした?」
あ〜…と、出水はバツの悪そうな顔した
「忘れ物らしいっす」
「ったく……」
あいつは何年経っても変わらないな
俺があの時会わせてやれば何か違ったかもしれない
「あの……さらは最後……どんな顔してました?」
こんな質問がくるなんて意外だ
出水はさらの話は避けていた……
決心はついていないが最後、苦しんでいないか心配している顔だ
「大丈夫だ。あいつは……笑ってた」
「そうですか……それは、よかったです」
出水は安心したように墓に手を合わせた
俺も出水に合わせてとなりで手を合わせた…
end
最後の方急にネタ切れました笑笑
すごくビミョーな終わり方をしてますが、あとは想像にお任せしたいと思います
見てくれてありがとうございました🙇♀️🙇♀️













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。