第5話

寝相の悪さ
668
2021/01/16 11:46
梶さんは私と喋ったあと相当眠たかったのかソファーの上で寝てしまった。
私はベットまで抱っこして運ぼうかと考えたが、自分も酔いが回ってきていたらしくベットまで行く気になれなかったので梶さんはソファーに横にならせて、私はソファーの横の絨毯の上で寝ることにした。
そしてしばらくしたあと
ドン!という鈍い音で目が覚めた。
私は何事かと思い慌てて起き上がった。
すると横にはソファーの上で寝ていたはずの梶さんがいた。

どうやら落ちてしまったようだ。
(なまえ)
あなた
(戻してあげなきゃ)
と思い梶さんを持ち上げようとしたところ、、、
梶裕貴
梶裕貴
うぅ、、、、
梶さんは私に抱きつき床に押し倒してきた。

私は梶さんに潰されるような形で倒れてしまった。
梶さんは無意識でやっているようだ。

寝息を立てている。
梶さんの体温ですこし生暖かい。
梶さんは私をだきまくらのように抱きしめてきた。
少し苦しかった。
人肌があるからだろうか。すごく落ち着く。
抱きしめられるのなんて何年ぶりだろう。
(なまえ)
あなた
Zzzzzzz
私は眠った。

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