私と優斗はスタートラインに立つ。
私は右足を後ろに下げる。
そんな…。
………ごめんなさい。
せんせーがスタートの合図をする。
せんせーの声と同時に周りのみんなが一斉に走り出す。
私も負けじと走り続ける。
でも、周りの人たちにどんどん抜かされていく。
え…?
ど、どういうこと…?
で、でも…私は前に進んでるつもりで…
え…?
そ、そんな…。
わ、私はどうしたら前に進めるの…?
わかんないよ…!
答えがわからないの!
助けてよ…!
神様…。
ど、どういうこと…?
答えがないのにあるの…?
た、たしかに…。
わ、わかった…。
私はまた、うるさい世界を走る。
足も体も頭も神様も心も壁も床も靴も周りの人たちも
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
私に向かって喋りかける。
ずっと1人だから寂しいのかな?
そんなことはどうでもいい。
私が迷惑しているのにずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと話しかけてくるなんてそんなの「自分勝手」だよ。
うるさいよ。
不安だよ。
うるさいよ。
自分勝手だよ。
寂しいなんて知らないよ。
お気に入りとかどうでもいいよ。
うるさいよ。
寂しい寂しいうるさいよ。
不安だよ。
恨んでいるよ。
意味がないのに、
うるさいよ。











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。