現在、シャーレ正面玄関で合流した灯、あなた一同はリンを保護している蒼達がいるシャーレ第二執務室まで歩いていた
ー シャーレ 第二執務室
そう言って私は第二執務室の扉をノックして名前を名乗る....いや、名乗っていた
私が名前を名乗り終わるよりも早くにガチャっと扉が開く音と共に蒼が飛びついてきた
( ( ぎゅぅぅっ
流石にそこまでは予想していなかったが、なんとか足に電気を流して踏ん張る
全く....身長が低いのも考えものだ...
そして丁度入れ替わるかのようにあなたが部屋の中にいるリンに駆け寄る
少しむっとしながらもリンの表情はどこか満更でもなく、安心している様子
まぁそれが普通だろう
リンもまだまだ子供、仕方のないことだ
そう呟くリンの声を掻き消すかのように、あなたのスマホからホログラムで映し出されたモモカとアユムがリンの名前を呼んだ
.....あの2人はどこにいたんだと思いつつも2人も無事なことに安堵した
連邦生徒会長代理でもあり、実質キヴォトスのリーダー的存在でもあるが故に、リンは申し訳なさそうに謝罪をし、アユムはどこか心配そうな表情で声をかける
その言葉に面食らったような表情を見せるも、すぐにリンは首を縦に振り、言葉を返した
ー数分後
あなたと協力しつつ、モモカに行政制御権への介入、および通信網の回復をしてもらっていた
そばで心配そうにモモカを見つめるアユムをよそに、通信網と行政システムを復旧させた
その証拠のように、モモカ達の部屋にあるモニターが光を放った
なんてあなたが驚いている間に、私は煇達と話し合う
そう言って振り向くあなたにため息を一つ吐き、煇が一言告げる
煇がそう言った次の瞬間、地面が大きく揺れた
それと同時、モモカの困惑の声が部屋に響く
次の瞬間、いつもは青く綺麗な空が見えるキヴォトスの空が、突如として赤黒い空へと姿を変えた
まるで青い空に、薄気味悪い血が飛び散ったようにーー
そう言って突然現れた、人型ではあるが、頭部が絵画に置き変えているかのように持っているゴルゴンダーーー否
ーーーーーーフランシスだった
私は咄嗟に足を動かし、猫耳をピンと立てて生徒の前にいるあなたとフランシスの間に割り込んだ
説得しようとするフランシスの首元に青く帯電している静死を当てる
"違う"
"そんなことは、どうでもいい(んだ)"
そう高らかに言い放ったフランシスは、ちりのように消えた

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!