大会前だというのに、練習に全く集中出来ない日が続いていた。
달미は飲み物を買いに自販機に向かった。
廊下の角を曲がった方から、弓道部の部員のもの思われる声が聞こえてきた。
最近まで仲良くしてたはずなのに、大会も一緒に頑張ろうって話してたはずなのに、
彼女はその場に立ち尽くして動くことも出来なかった。
それ以上聞くのが怖くて、달미は飲み物を買うことなく弓道場へ戻った。
手に何も持っていない彼女を見て태형は不思議そうな顔をした。
彼には全く悪気がないからこそ、一生懸命私を元気づけようとしてくれるのが余計に辛かった。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!