トントントン ( 階段 )
カサッ スッ… カチャ
チュ
カチャ バタン
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僕は 椅子 で 眠っている 恋人 の いふくん に 別れ を 告げ 、
置き手紙 を 残し 、 家 を 出た 。
大好き な いふくん と 、 家 を 捨てた 理由 は 、
僕 が 周り から 疎まれて いる 存在 だから 。
いふくん が 大切 だから 、
迷惑 を かけたく ない から 、
僕 は いふくん から 離れない と いけない 。
ばったり 会ってしまう こと 等 ありえない 場所 へ 。
本当 は 実家 が ある 地元 に なんて 戻りたく ない けれど 、
北海道 は 日本一 広い 都道府県 。
万が一 、 いふくん が 僕 を 探し 回って も
見つかる 可能性 が 1番 低そうだ 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。