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第64話

第62話
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2025/10/06 14:55 更新


12月24日、午後。今日は作戦決行の日。





澄んだ冬空の下。




街は賑やかなイルミネーションとBGMに包まれ、まるで時間までもが華やかに色付いているようだった。





――待ち合わせは、午後2時。新宿駅東口の前。





少し早めに到着していた。





指先は手袋の中でもきゅっと握られていて、内心の緊張が隠せていない。
あなた
…




服装は、リナたちが渾身で選んでくれたコーディネート。





モカブラウンのミドル丈コートに、白のタートルニット。




ボトムはロングのフレアスカートで、足元はアイボリーのブーツ。




首元には柔らかいチェック柄のマフラーがふわりと巻かれ、淡くピンクのチークが頬を染めていた。





あなた
……なんか落ち着かない



自分で鏡を見て、ちょっと大人っぽいと感じたスタイル。




でも、彼に見られたらどう思うんだろう――そんな不安と期待が、胸の奥をくすぐる。





降谷零
…待たせたかな?
あなた
!



その声は、すぐ隣からだった。





はっとして顔を向けると、そこにいたのは――





私の彼氏降谷零。





グレーのチェスターコートに、黒のタートルネック。





シンプルだけど計算されたシルエット。




手には薄手の黒いレザーグローブ、そして髪はいつもより少しだけ整えていて、まさに“街が振り返るレベルのイケメン”だった。


あなた
…めっちゃかっこいい
降谷零
!…ありがと笑
降谷零
あなたも…スッ
降谷零
似合ってる…すっごい可愛い



微笑む彼の声とさり気なく添えられた手によって、自然と彼の顔が近距離になる。





顔が一瞬で熱くなるのがわかった




降谷零
顔真っ赤笑
あなた
うるさい…//



視線を逸らしながら、肩をすくめた。




ふと、彼の手がすっと差し出される。
あなた
!
降谷零
…行こうか
あなた
…うん笑



迷いなく手を繋ぐ。





手袋越しなのに、彼の体温がじんわりと伝わってくる気がした。





繋いだ手は、まるでそれだけで今日の幸福を保証してくれるかのようだった。

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