艸楽さんに別れを告げて蓮くんと歩き出した。
さっき言いたいことあるって言ってたけど、何だろう…
そんなことを話していると寮舎まで着いてしまった。
蓮くんに別れを告げて、寮舎の中へ入る。
すると寮舎内の明かりが付いていることに気がつく。
少しだけ開いているドアを恐る恐る覗くとそこには───
部屋の椅子にもたれて喚くさっきの赤髪の人と、
さっきから一番気になっている質問をする。
明らかに怒らせたらめんどくさそうな人を怒らせてしまったかもしれない。
そう言うと赤髪のグールさんは私をひょいっと担いだ。
私が担がれながら抵抗していると、勢い良く寮舎の扉があいた。
入ってきた1年生と思われる子と目があい、4人の中に沈黙が広がる。
そう言いながら二人は帰っていった。
あの二人が寮長と副寮長なんて…
こうして連絡先交換を終えた。
針条くんと別れてから私はベッドに直行した。
それからは気絶したように寝てしまった。
そう思い込んで授業の準備を始めた。
呑気にそんなことを考えながら寮を出た。
歩いているとやはりグールだからだろうか、色々な人からの視線が刺さる。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!