「お嬢様〜!晴明さん連れてきました〜」
「いや…連れてきたって…」
「晴明!久しぶりね!!」
「晴明だ〜。見間違いじゃなくてよかった〜」
「招待客の名の中にあるのを見間違いって…
どうやったらそうなるのですか…。美帆姉様……」
「だって読み間違いとかあるかもでしょ〜?」
「はい。お久しぶりですね。美羽様、美帆様、遥斗様
それと…当主就任おめでとう御座います。美羽様」
「ありがとう。晴明」
悠真と一緒にお嬢様達の居る場へ行けば声に気付いては
振り返って口々に言っていた
今日のパーティーは美羽様の当主就任を祝う為でもある
「それにしても晴明が来てくれるって知って驚いたわ。始め」
「今は百鬼学園の教師と聞いてましたが?」
美羽様と遥斗様が色々と聞いてくるからと順に答えた
遥斗様は末っ子でありながらも三姉弟の内では2番目に
知識量が豊富であり状況判断などが得意としていた
そのため学園のことも覚えていたんだろうな……
「はい。教師をしてますよ
僕の担当しているクラスの方も来ております」
「晴明の担当してる生徒?見てみたい〜!!」
「晴明が担当となれば…生徒たちに怯えられてそうね…」
「確かに……あの晴明がですし…」
「お嬢様達……、僕の印象ってどうなってるんですか…」
「「……」」
「「冷静で笑うことが少なくて飴と鞭の使い分けが得意」」
3人は顔を見合わせては少し黙り込んでから声を合わせて
言ってきた……
いや…。僕ってそんな冷たい感じに思われてた、?
「……」
「確かに……晴明さんって使い分けうまかったですよね」
「悠真?何共感してるんだよ……」
「えぇ~。雨明さんもですけど晴明さんの方が上手かったんで」
雨も飴と鞭の使い分けが上手くよく駄々を捏ねていた
美帆様を上手く勉強させたりとかしていたな……
「ハァー……ほんと…僕の印象って……」
「あ、そうだ…
お嬢様達にお願いがあって来たのでした」
印象とかを聞いていたら大切なお願いを忘れそうになった
言ったところで何故かこの後バレそうな気もするけど……
「「?お願い……?」」
「はい。僕が元執事ということを秘密にしてほしいのです」
「?どうして?」
「姉様………、晴明が元執事と分かれば騒がれるのですよ…
学園ではどういう設定で居たか分かりませんが」
「……確かにそうね
わかったわ!秘密にしておくわ」
「ちゃんとパーティー会場には居てね?晴明」
設定というけど…僕の素はこっちでもあるんだよね…、
執事をしてたら冷静さとか身に付いたし…
学園長とは知り合いだったから急に変わると変に思われる
と思ってヘタレな感じだけど……
「かしこまりました
ありがとう御座います。美羽様、美帆様、遥斗様」











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!