バン !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
教室に入った直後 、
鈍い音がした 。
慌てて音の方向を見ると 、
俺の隣の席に座るあなたの下の名前が 、
四葩さんに詰められているのが見えた 。
そこからは何を言っているのかは分からない 。
クラスの奴らも見ているが 、
寡黙気味の四葩の話す声は小さく 、
話している相手以外は 、
相当耳が良くないと聞き取れない 。
クラスの奴らも興味を引いていたが 、
やがて盗み聞き出来ないとなると 、
いつも通り話し出す 。
本当にそうなのだろうか 。
あなたの下の名前は本当に申し訳ないが 、
良く言えばお人好し 、
正直に言えばただのバカだ 。
まだ出会って数日の俺でもわかる 。
アイツはバカだ 。
嫌味を言われていても 、
嫌味だと気付かずバカ正直に
受け答えしている可能性が高い 。
耳を澄ます 。
昔から聴力はいい 。
なんだか見ていてイライラした 。
別にあなたの下の名前の事を本気で
カノジョだと思っているわけではない 。
シンプルに四葩の口から 、
『 彼氏が 〜 』
とか出てくるのが不快すぎて仕方がない 。
なんでもいいから言い返して黙らせたい 。
ゆっくりとこちらを見る 。
そして俺を見るなり口角を上げる四葩 。
そんなことあなたの下の名前に言ったって 、
アイツに何も効かないだろ 。
だってアイツは単純に演じてるだけなんだから 。
するとその会話を聞いていた 、
四葩の取り巻き 、
俺 、ぺいんと達が一瞬にして固まる 。
全員目が点になる 。
唯一目が点になっていないのは 、
あなたの下の名前と四葩さんぐらいだ 。
ガラガラガラ
そういやめっちゃ時間軸ズレててしぬ 。
現在 → 1月
お話内の話 → 11月

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。