20XX年
犯罪都市ーTOKYO CITYー
3000万の人間が住む巨大都市は、いつしかそう呼ばれるようになった。
人口に伴って急増する犯罪に警察権力が対処しきれず、検挙率が急落。
治安は大いに乱れた。
この問題を解決するために設立されたのが、
《統一名探偵組織》――――――「ネスト」である。
ネストが擁するのは、
100人の「名探偵」。
問われる資格は頭脳だけ。
人格、経歴、一切不問。
欠陥だらけの名探偵を支えるのは、たった2人の記録者。
問われる資質は相性だけ。
能力、性格、一切不問。
TOKYO CITYで起こる多くの事件。
失せ物捜しから凶悪大事件まで、
名探偵たちに解けない謎はない。
この街の平和を守り、犯罪を撲滅するために。
そして―――――― 自分こそが名探偵の頂にふさわしいことを証明するために。
名探偵と記録者たちは、今日も新たな謎を解く。
名探偵を支えるのは記録者だけではない。
裏方の存在も忘れてはいけない。
現在ネストには全体をサポートするーネスト鑑識ーがあるが4年前までは《統一名探偵組織》専属研究機関”フリューゲル”が存在していた。
フリューゲルは計25名という少数精鋭型の研究機関であった。
フリューゲルの研究員達には1人あたり5つのハウスが割り当てられ彼らが担当する事件を解決する手伝いをしていた。
研究員達の仕事内容はネスト鑑識の仕事と酷似しているが明確に違うところがある。
それが”研究”である。
ネスト鑑識は基本、事件解決のためにのみ動くが彼らは違う。
少しでも犯罪を減らすため、時には新しい毒の開発など危険な研究にも手を出している。
そのため彼らの存在はネストの人間にしか知られてはいけない。
彼らはこれからも陰ながらTOKYO CITYを支えていく...
はずだった
4年前、ある事件が起きるまでは。
4年前、フリューゲルの研究所が爆破された。
犠牲者は25人の研究員のうち19人。
残った5人は全員後遺症もなく、今はネスト鑑識で働いている。
そして最後の1人はその日、ネストから姿を消した。
その研究員の名は”角瀬楽花”当時10歳の少女であった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。