真っ暗な世界。
なんも見えへんけど、全然いやな感じはしやんくて。
むしろ心地いい。
先生の匂い…
それが僕を落ち着かせてくれる。
しかも、体がふわふわ浮いてるみたいで
なんかめっちゃ幸せな感じ…//
久々の先生 //
体温のあたたかさが伝わるみたいで…
先生の手に触れられた時のことを思い出す。
また先生の意地悪で
優しい手で触れて欲しいな…
あ、待って。
最悪や。気づいてもうた。
これ100% 夢やん……
折角先生に会えたと思ったのに。
はぁー…現実じゃないんか。
でも、もうちょっとだけ
この夢の続きが見たい。
僕は浅い眠りを深くするように
眠りに集中した。
・
・
・
続きは一向に見れないまま眠ってしまってた。
観念してゆっくりと目を開けると、
恭平くんと目が合った。
心配そうに僕を見つめる恭平くん。
なんの話…?
あれ?待って、なんで寝てたんや??
今日部活行って………
優しすぎやろ。笑
そんなんみんなにしてたら
成り立たへんやん。笑
うそ、やろ…?
僕は思わず飛び起きた。
すると、恭平くんは複雑そうな顔で一言。
……ドクン…… ドクン…… ドクン……
思わず ぽつりと呟いた言葉に
何も知らない恭平くんは笑う。
睡眠時間、確保しーや
ってことは2時はあかんってこと…かな?
つまり…行ったらあかん………?
来るなっていうメッセージやったり?
嫌な想像ばかりが広がって。
頭の中を暗い感情がもやもやと渦巻く。
人間ってなんでこんなネガティブが
いっぱい膨らんじゃうんやろ…
あー…もう………。
泣きそう。
泣きそうな顔を
恭平くんに見られないように。
そう言って布団を頭から被った。
そう言って布団越しに
僕の頭をぽんぽんしてくれる。
恭平くんは優しい。
きっと心配して、ずっとそばで
見ててくれたんやと思う。
迷惑かけたのに、態度悪くてごめんなさい。
今日はその優しさに甘えさせてな。
ガチャン
扉が閉まる音を聞いて
堪えてた涙が溢れてくる。
溢れる涙が止められへんくて。
声を押しころすようにして泣いた。
・
・
・
どうにか涙は枯れて。
スマホを手にもう1時間は経った。
予約、しようと思って……っ
でもなかなか予約ボタンが押せへんくて。
誰か背中押してくれへんかな?なんて。笑
📱
前、先生の家で急に聞かれた質問。
同じように友達に聞いてみた。
" A " って言われたら今すぐ予約するねん。
Aって言え…!
絶対A選んでや!
空気読めよ!笑
よしっ!!
予約、するぞ…!
予約画面を用意してうるさい鼓動を
落ち着かせるように深呼吸した。
明日は土曜日やから午前だけやな…!
なんでやねん…!!!
……背中、押してくれよ…。
スマホをベッドに投げ捨てる。
予約、やめるか……
明日ちょうど部活休みやったけど…。
きっと、これが運命。
今は違うんやと思う。
どこかで残念な気持ちを抱きながらも
先生にどう思われるかがこわくて、
予約しない選択肢に安心感を抱いていた。
・
・
・
【土曜日の朝】
今何時なんやろ…?
スマホを手に取り、画面を見る。
" 8:43 "
体調は全然問題なさそう。
やけど、起きる気にはならへんくて。
・
・
・
二度目の目覚めは、11時過ぎ。
さすがに起きるかぁー…
仕方なくベッドから起き上がり
宿題をしようと机に向かった。
やのに、引き出しを開けてしまって…
先生からの名刺が数枚。
" そんな好きなら、俺の声
またいつでも貸したるから "
" 心配するやん。
仮病なら仮病って教えて?
今度から「2時に寝た」って言われたら
仮病って判断するから。 "
" 俺以外の人に触らしたらあかんで。"
僕は時計を見ると、
急いで服を着替えた。
甘々な2人まで
きっと、もう少し…😌.。.:*
真っ暗な世界から始まった今回のお話、
考察というか、こういうことなのかなー
とか、ぜひコメント欄へ💭♡
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!