2018年 11月
僕のデビューは白紙になった
何がいけなかったんだ?
僕は月末評価で毎回1位だった
毎日の睡眠時間は2時間で、それ以外はほぼずっと練習していた
靴の底がすり減るほど踊って、月1で靴は使えなくなった
僕が練習生の中でいちばんデビューするべき人材だと心の底から思った。
4ヶ月後、僕以外のメンバーがデビューした
ステージの上できらきら輝いて、歌って踊る5人を見て羨ましかった
僕の白紙が決まってからは、この5人とは会わないようにしている、きっと僕は妬んでしまう気がするから。
それから4年
いつもと変わらず練習をしてきたが僕にデビューの機会は訪れてこなかった
月末評価は相変わらず1位だ
この事務所は僕をデビューさせたくないのだろうか
そろそろこの事務所をでて、他の事務所へ行くべきかもな、
そう考えていたとき、僕は社長に呼び出された
重い足取りで社長室に向かった
ここは僕のデビューが白紙と伝えられた部屋で、思い出したくないからあまり入りたくない
そう考えながら扉を開けた
社長は僕に1枚の紙を渡してきた
そこには boys planet と書かれていた
10人のデビュー組を決めるオーディション番組
僕はここで輝けるのだろうか
主催はMネだ、悪編されるかもしれない
いや、せっかくだ。ここでキリをつけよう。
boys planetでデビューできなかったら僕はアイドルの夢を諦める
これは、僕が輝くまでの物語
キムあなた
2001年 7月29日
181cm
ポジション ダンス
HYBE練習生











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。