ドカドカドカ……
今日も今日とて治安が悪い。
天気は晴れ、でも内心は雷雨。
落ちているチラシを見つけるK。
思わず手に取る。
Kは疑問を抱く。
なぜ自分は火の通っていない生の人肉を、易々と食べて生きていけているのか、と。
Kは何かを閃く。
自分は、人を殺した時、何故か意味がわからないほどに元気になる。
…人を殺しているのに。
思い立ってから行動に至るまで、ほとんど時は経たなかっただろう。
Kは死に物狂いで死にかけの人を探す。
…………25人ほど殺した時だろうか。
Kは自分が血塗れで、そこら中に肉塊が落ちていて、自分が息を切らしている現状にようやく気づいた。
Kは、苦笑しながら道端で気絶した。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!