第23話

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2025/11/01 10:40 更新










⠀ ⠀ ⠀
 は〜〜、美味しかった〜! 


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 今日はなんか豪華な朝食だったな… 








 
 すっかり綺麗になった食卓を眺めて、
 満足そうな顔をする




 あなたの名前、カタカナ推奨も御満悦な様子で
 いつもの何倍も口角が上がりっぱなしだ。











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 あなたの名前、カタカナ推奨ちゃんは甘い物が好きなの? 



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⠀ ⠀ ⠀
 ♪ 






 ふふ、と
 まるで満開になった花のような表情を浮かべるので
 
 本当に甘いものが大好きなのだろう







 キャンディも大事そうにポケットにしまっているし。










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 特製のバゲットにもジャム沢山 
 塗ってましたもんね! 

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 どのジャムが1番好みだった?! 







 あなたの名前、カタカナ推奨の好きなものを知りたいし、
 今後の贈り物とか…そういうものの参考になるし!

 なんて考えてたら、かなり身を乗り出して
 聞いてしまった。








 あなたの名前、カタカナ推奨は暫くジャムの瓶を眺めると、
 ひとつ…ふたつ、みっつ全てに指を指した








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⠀ ⠀ ⠀
 ストロベリーもマーマレードも、 
 ローズのジャムも……
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⠀ ⠀ ⠀
 どれも美味しかったの 






 今度はまた可愛らしく微笑むものだから、
 気づいた時には俺もみんなも嬉しそうにしている。






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 じゃあ明日も全部用意しておくよ! 




 なんて俺が持ってくる訳でもないのに
 自信満々に口走れば、

 それでもあなたの名前、カタカナ推奨は嬉しそうに笑ってくれる








 ホント、俺の妹は世界一可愛いや。










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 って、もう9時か!
 だいぶ話が盛り上がったな… 





 あなたの名前、カタカナ推奨の後方にある大きな時計に
 目をやれば、既に8時50分になっている事がわかる



 いつもより朝食の時間が長引いたみたいだ…
 






⠀ ⠀ ⠀
 ごめんごめん、あなたの名前、カタカナ推奨の話が 
 久しぶりにできたのが嬉しくって… 




⠀ ⠀ ⠀
 いいですよそんなの〜!
 みんな短く感じてますから! 
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 うん、まだ体感10分もないよ 
⠀ ⠀ ⠀
 時計の方が早すぎるのかと思う 
 位には早く感じたな





 みんな楽しそうに嬉しそうに、

 予定が変わることなんか気に留めても
 いないような笑顔を向けてくれる。







⠀ ⠀ ⠀
 ありがとう…! 
 午前の仕事もみんなで頑張ろうな! 


⠀ ⠀ ⠀
 もちろんですよ!! 





 朝食を食べた後は、各々のスケジュールを
 ある程度確認してから行動に移るのが日課だ。






 全員が部屋から持ってきた手帳を取りだし
 テーブルの中央に4つ並べると、

 まずは大事な用事の目印である
 「 自分の色のペンで書かれたフォント 」
 の確認を取る






 …あ、この場合の「 自分の色 」っていうのは
 俺達が戦闘をする時に着けている紙の
 顔のカラーのことだ。

 




 俺が黄色、クロノアさんが青色、
 シニガミくんが紫色、トラゾーが緑色

 という内訳になっている








⠀ ⠀ ⠀
 ……あ、ペイント。
 随分大事そうな予定があるね 


⠀ ⠀ ⠀
 え?……あ、そうじゃん!!! 






 黒文字だらけのスケジュール表の中で、
 一際異彩を放っている 蛍光に近い黄色の文字








 じっくり見ると、そこには
 

 【 ナカムくんと交流会 】


 と書かれている。










⠀ ⠀ ⠀
 これめちゃくちゃ大事な 
 予定じゃないですか!! 

⠀ ⠀ ⠀
 相変わらず見づらいインクだな… 

⠀ ⠀ ⠀
 仕方ないよ、ペンの見た目が 
 カッコよかったんだもん…!! 





 この予定は、つい先週に白尾国から
 事務関係の書類をもらったとき

 その大量の紙の中に1枚挟まれた、
 小さくて高級感のある封筒の中身に
 書いてあったものだ。








 ほんのり消し跡のへこみが残った硬い紙に


 「 来週、ペイントさんとお茶を飲みながら
   お話がしたいです! 」


 なんて可愛い文を書いてくれるものだから
 すぐに返事を書いて執事に渡しに行ってもらった
 覚えがある。








⠀ ⠀ ⠀
 …ペンはともかく、
 俺は今日この予定でずっと 
 居ないかもなぁ

⠀ ⠀ ⠀
 了解、万が一の護衛の方も 
 事務の方もこっちでやっておくよ 
⠀ ⠀ ⠀
 大事な用事も特にないし、 
 ペイントはゆっくりしておいで 





 サラッと超優秀なことを言ってくるあたり、
 この人は本当に端から端まで凄い人だ。





 俺が国王の血を継いでいなければ、
 きっとクロノアさんが日常国のリーダーとして
 上手に回していたのだろう…


 こういう所を尊敬するし、
 生まれたのがこの国でいてくれて
 出会えてよかったと思っている。




⠀ ⠀ ⠀
 ホントありがとう、 
 クロノアさん…! 











⠀ ⠀ ⠀
 じゃ、これ10時からだから 
 急いで支度行ってくる!! 

⠀ ⠀ ⠀
 あなたの名前、カタカナ推奨も、元気にしててな! 





 そう言って手を振ると、
 慣れないながらも小さく手を振り返してくれる。








 …それにしても、先週手紙を届けてくれた執事さん





 本当、ずっと心配だな





















 何せ、先週の日曜以降

 姿を一度も見ていないのだから。










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