4月1日
春休みの真っ最中
カーテンの差し込む光に、目を覚ます
体を起こして、ふと目に入ったカレンダー…
今日には、シールがついている
…すなわち、、
目が覚めて、体を飛び起こす
バタバタと制服に着替えて部屋を飛び出た
穏やかに微笑んでくる祖母に、挨拶を返す
しかしその様子は落ち着きがなくて
机に出されているいつもより少し豪華な朝食に
素早く手を合わせていただきますを言ってかぶりつく。
そう笑われた
桜は口の周りを拭い、顔を赤くしながら問い返す
そんなこと…と反論しようとするも、
自覚があって言葉に詰まり、俯いて黙々食べ進める
あなたが可愛いのも器用なのもいいやつなのも知ってる。
そんなあなたと俺みたいな不良が付き合ってるなんて不思議なこともあるものだ
食べていた箸を置いて、ゆっくり口を開く
ばあちゃんは、俺の落ち着いた様子に首を傾げた
その言葉に小さく頷く
働き者の両親が残してくれた遺産は、俺の学費やばあちゃんの老後を心配しなくていい程で
すごくありがたいし、感謝している
桜の真剣な様子にばあちゃんは真っ直ぐ見つめながら話を真剣に聞いてくれる。
力強い祖母の声に、ぐっと顔を上げた
朗らかに笑った祖母の姿に、心臓が揺れた
…あなたと、生きて行きなさい
その言葉が大きく響いた
少し恥ずかしくて、俯いて頷きながら
あなたを迎えにいく時間が来るのを
じっ…と待った
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。