皆が席につく。
………ムルは浮いたままだけれど。
容姿を前世──北の大魔女、あなたのものへと変える。
私のことを知らない二人が驚く。
満面の笑みをたたえる。
双子のお師匠様が飛びついてくる。
妖しく微笑む。
宙を舞いながら顔いっぱいに笑みを浮かべる。
驚きの表情を浮かべるが、その声には楽しげな色が混じっている。
オズはあいも変わらず無表情のままだが、その眉が僅かに動いている。
カインとヒースクリフの二人は、何がなんだか分からない、という顔になっている。
二人の困惑の声が重なる。
そう。私は〈大いなる厄災〉との戦いで石になった。その一年だけ、異常に厄災の力が強くなったのだ。
その時の犠牲は私一人だけで済んだものの、今回の〈大いなる厄災〉はあの時よりも遥かに力が強いようだ。
双子はそう言って、ほほほ、と笑う。
ずっと黙ったままだったオズが声を出す。
ポワァァ…………サアァァ…………
そう言って、魔法舎全体に加護と祝福の魔法をかける。
カインとヒースクリフがまた驚く。
彼に非などないというのに、悲しそうな、申し訳なさそうな顔になる。
カインとヒースクリフは戸惑いながら言う。
そんな事を思っていると、突然オズが立ち上がり、扉のほうへ向かう。
それから、二人は言い合いを始める。
どうやら、カインは〈大いなる厄災〉との戦いに向けて、賢者の魔法使い全員で共同生活をしよう、と言っているようだ。
だが、オズは反対し、そのまま帰ろうとする。
彼はこちらを一瞥すると、帰っていった。
とりあえず書いてたのはここまで
気が向いたら続くかも
次のチャプターにここまでで書けなかった設定とかまとめて載せる予定
ここまで見てくれた人、本当にありがとうございました!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!