第4話

4.🐩
4,950
2025/03/12 10:39 更新



スタッフ 「 ... でね 、ここの構成が変更して 」


・
 あ 、じゃあBステに向かいます ! 



スタッフ 「 それでお願いしたい ! あともう1つ ... 」





構成スタッフさんとの

ステージ変更点の打ち合わせの最中







ダダッ


みちえだ
みちえだ
 あなたちゃん ! ! 



ギュッ


・
 え 、みち ? ! 



飼い主を見つけた犬のように駆け寄ってきて

ギュッと抱きつくみち 。


・
 来ちゃダメって言ったよね ? 
みちえだ
みちえだ
 だって 、あなたちゃん 
居らへんの無理やもん 。
・
 みち 、遊びじゃないの 。お仕事 。
・
 もうちょっと楽屋で待ってて 。
みちえだ
みちえだ
 嫌や 、ここ居りたい 。



みちは 、駄々っ子 。

1度決めたことは揺るがない 。




スタッフ 「 大好きなんだねあなたちゃんが
それなら道枝くんここに居ていいよ ! 」




・
 え 、良いんですか ? !
すみません打ち合わせなのに 。



優しいスタッフさんのお陰で

みちが隣に居ても良いと許しを貰った 。

みちは嬉しそうに隣に座って私の手をにぎにぎ遊ぶ 。


・
 こら 、手は禁止 。



パシッと軽く頭を叩くも

嬉しそうにニコニコしているだけ 。


・
 はぁ 、



スタッフ 「 ふふ 、仲良いんだね 」


・
 ごめんなさい 。
話続けてください 。




スタッフ 「 多分 、この衣装がここに来て ... 」





あれから数十分で打ち合わせが終わり

スタッフさんたちは会議室を出て行った 。


みちえだ
みちえだ
 あなたちゃん終わった ? ! 
・
 終わったよ 。



まだ 、しっかり握られている手を

ブンブン振りながら嬉しそうなみち 。


みちえだ
みちえだ
 じゃあ 、ぎゅーして 。



手を離したかと思えばバッと大きな両手を広げる 。

みちは基本甘えたがりで

“ ぎゅーして ” なんて口癖のようになってる 。

そんなみちが可愛いから 、毎回抱きしめるけど

今日は違う


・
 だめ 、しないよ 。
みちえだ
みちえだ
 え 、なんで ? 



しない と言った瞬間 、笑顔からシュッと眉が下がる 。


・
 みち 、お利口じゃないもん 。
みちえだ
みちえだ
 俺 、お利口やで 。
・
 お利口だったら 、だめって 
言われたことしないよ 。
みちえだ
みちえだ
 ... 
・
 来たらだめって言ったよね 。
・
 でも 、今みちここに居るよ 。
みちえだ
みちえだ
 、だって 嫌やもん 。
みちえだ
みちえだ
 あなたちゃん傍に居らへんの 。
・
 みち1人じゃないよ 。
楽屋にメンバー居るでしょ ?
みちえだ
みちえだ
 嫌や 、仲良くしない 。



グループが結成して仲良くなっていく中

みちだけは私の隣から離れず

誰とも仲良くしようとしなかった 。


・
 はぁ 、
みちえだ
みちえだ
 ん ! 



まだ懲りずに手を広げるみち 。


・
 しない 。楽屋帰ろ 。
・
 そろそろリハ始まるし 。



椅子から立ち上がり

ドアの方へ行こうとした瞬間




グイッ


・
 、! 



ギュッ


みちえだ
みちえだ
 あなたちゃんが来ないなら 
俺からするからええもん 。
・
  、こら 離して 。
みちえだ
みちえだ
 、嫌 。



顔は可愛いのに力は強くて

腕の中から抜け出すことができない 。


・
 んや 



腕から抜け出すことに気を取られていると

首をガブッと噛まれた 。


・
 え 、みち何してるの ? ! 



バッとみちの方を見ると二ヤッと笑いながら


みちえだ
みちえだ
 マーキング 。

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