木の下でお昼ご飯を食べる烏間先生
そして、そこに近寄るイリーナ先生
見た限り不意打ち狙いじゃなさそうだし、
真正面から行くつもりかな
みんなから少し離れたところで
一人で見ていれば、予想通りイリーナ先生は
手に持っていたボトルを烏間先生に
渡そうとしている
────いや、わざとらしっ!?
イリーナ先生、
真正面からの暗殺ちょっと下手すぎない??
あんなあからさまに薬剤の入ってそうな
飲み物を烏間先生が飲む訳無いでしょ
ほ~ら、やっぱりバレてる
何なら薬剤の名前まで読まれてるし
───まぁ、色仕掛けメインでの暗殺が
ほとんどだったみたいだし、
こう言うやり方の暗殺に慣れてないんだろうね
そう言ってボトルを地面に置こうとする
イリーナ先生
────その時、イリーナ先生が
わざとらしく転んだ
随分とわざとらしいねぇ~⋯⋯⋯⋯
イリーナ先生が勝つと思ってたけど、
なんか段々心配になってきた
こんな茶番みたいなのが続くのも
見るに堪えないし⋯⋯⋯⋯
────ちょっとずるいけど視ようか
みんなからは少し離れたところで見ているから
今なら絶対にバレないだろう
神眼の封印を一部解き、少し先の未来を視る
今視た限りでは大丈夫そうだ
ちゃんとイリーナ先生が勝つ未来が視える
───方法は、まぁ⋯⋯⋯アレだけど
烏間先生が呆れて負けを認める未来が視えたね
木の影や地面の草に紛れさせながら
張られた何本かのワイヤー
きっと、イリーナ先生はそれを上手く使って
模擬暗殺を成功させるんだろう
もう見守る必要は無さそうだね
くすっと笑い、その場を後にした













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!