싸움.
リクエストありがとうございます 🙋🏻♀️💞
ハンビンが年上設定です !!
リビングの時計は深夜二時を回ったところ。
私は仕事で疲れ果てていて、
このために隠しておいたチョコチップクッキーの袋を
オッパにばれないようにそっと取り出した。
…つもりだったのに。
チョコチップクッキーを取り出した瞬間、
背後からカチャっと眼鏡を直す音がした。
振り返ると、
パジャマ姿なのにどこか威厳のあるオッパが、
腕を組んでドアの前に立っていた。
私が袋を抱え込むと、
オッパはため息をつきながら
ゆっくりと近づいてきた。
ハンビンは長い腕を伸ばして、
私の手から鮮やかにクッキーの袋を奪い取ると、
絶対に手が届かない
冷蔵庫の最上段の奥へと押し込んだ。
……あ。
ついカッとなって口に出した
大嫌いの四文字。
リビングに痛いくらいの静寂が流れた。
オッパは無言で私を見つめたまま、
一歩、また一歩と距離を詰めてくる。
眼鏡の奥の瞳が、
少しだけ潤んでいるように見えた。
オッパは私の肩に顔を埋めて、
消え入りそうな声で囁いた。
クッキーを取り上げた時の
強気な態度はどこへやら、
今はただの彼女に嫌われたくない
寂しがりやな男の子だ。
私がそう言うと、
オッパはやっと顔をあげて
とろけるような、
でもどこか勝ち誇ったような顔を見せた。
オッパは私の腰を抱き寄せると、
そのままリビングのソファへとなだれ込んだ。
没収されたクッキーの悔しさなんて、
オッパの甘い独占欲であっという間に
溶かされてしまった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。