ギャーギャーと喚くるべを尻目に
私は状況を説明していく
軽く肩をすくめる
私たちはいま、海の家がちょうど見える丘にいる
本部から、救護班と消防が来るまでは待機という
命令が下されてしまったからだ
あっちゃんたちと連絡が取れないのが不安だが
今突っ込んでも負傷者が増えるだけなので
大人しく待つことにした
オトモたちが帰ってきた様だ
...消防と救護班はまだなのか?
すごい身振り手振りで状況を伝えてくれているが...
ごめん。一切わかんない
各自オトモから詳しい情報を聞いて
その情報を元に今後の方針を立てていくことになった
カゲツの意見に賛成派が多い中
こやが反対の意を示した
...この人何気にドライだよな
そういうと、私は一目散に海の家へと走っていった
...案外彼も仲間思いだったのかもね
一応本部にも連絡を入れる
これで救護班がつくのを早めてもらえたら万々歳
そう思っていると、隣をふたつの影が追い抜いた
そう、この行動は命令違反なのだ
命令違反は、厳罰が下されると聞く
厳罰を下されるのは私1人で十分だ
コメディを入れたくなってしまう症状が出ています
ってかこれよく考えたら死ネタなのに青春なんですよね
ホラーにしようか....












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!