私たちは、ショッピングモールから帰る途中、公園でアイスの実を食べていた。
そうやって、私たちは他愛もない話をしていた。
楽しくて、面白くて、嫌な事は忘れられる時間。
そんな時間は、あっという間に過ぎていく。
芽衣がスマホを取り出して時間を見てくれる。
私は、芽衣に手を振ってから家まで走った。
途中で横断歩道があるが、赤だった。
私はスマホを見ながら、信号が青になるのを待った。
信号は青になった。
横断歩道は渡り始めた途端、一台の車が猛スピードで走って来た。
私はその車を見た瞬間、驚きの余り動けなくなった。
だって、、、
その車には、”お母さん“が乗っていたから___。
このままだと、車に轢かれる、、、
動かないと、、、!!
でも、足が動かない。
どうすれば、、、!?
キキーッ
あれ、、、?
痛くない、、、
私、、、轢かれたはずじゃ、、、?
私が目を開けると、そこには___
さとみがいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。