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第82話

七海√⑫
409
2024/07/25 02:44 更新
あなたと七海は卒業後、同棲を始めた。

呪術師はブラックである。

今日も今日とて疲労で限界な二人を、このワンルームは迎え入れた。
あなた
ねえ、建人
七海 建人
七海 建人
なんですか
あなた
セックスしない?
七海 建人
七海 建人
……もうちょっと誘い方というものがあるでしょう
あなた
ごめん、なんか清楚を取り繕う体力もなくて
七海 建人
七海 建人
それはわかりますが……
あなた
疲労でセックスどころじゃない?
七海 建人
七海 建人
そんなところです
あなた
私は疲れれば疲れるほどムラムラするタイプなんだよね
あー、どうしよう
自分で処理するか……
あなた
あ、そうだ
建人、音読する余裕はある?
七海 建人
七海 建人
音読……?
まあ、それぐらいなら
「ちょっと待ってて」とあなたはチェストの中から何かを取り出した。

一年分の給与明細書だ。
あなた
ここの数字をね、読み上げてほしいの
七海 建人
七海 建人
……何故?
あなた
これって自分の強さが可視化されている数字なんだよね
あなた
正直、脳汁が出まくって気持ち良すぎる。
建人の声で音読してくれればイっちゃうかも
七海 建人
七海 建人
貴方、そんな性癖が……
あなた
……引いた?
七海 建人
七海 建人
まあ少し
愛しい恋人のためだ。
結局七海は明細書の数字を読み上げた。
あなたは「やばい、これ意外とやばい」と声をあげて体をけいれんさせた。
あなた
(息を整えている)
七海 建人
七海 建人
(本当に何なんだ、このプレイ……)
七海はあなたを愛している。

七海の脳内で、今日の出来事と、先週夏油に会いにいったあなたのことがよぎった。

今日の任務は難易度が高く、あなたではなく年下の呪術師と共にあたった。

その年下の彼は一命は取り留めたが、片腕を失った。
この家に帰ってくるまでの七海の脳内は、彼の無くなった腕をリフレインしていた。

高専卒業前から薄々気づいていたが、やはり呪術師はクソだった。
同期に死人が出なかった自分は運が良かった。

さて……先週のような夏油とあなたが会うのは、前々からたびたびあることだった。
あなたと夏油は守秘義務のある同盟を結んでいるようで、なにを聞いても「近況報告をしあっている」「言えない」と言われる。
浮気は疑っていない。が、モヤモヤする。

あなたをもっと自分のものにするには。
七海 建人
七海 建人
あなた、結婚しませんか
あなた
ははは、唐突だね。
いいよ
七海 建人
七海 建人
(ホッと七海は胸をなでおろした)
あなた
ムードもへったくれもないなあ
あなたは笑った。
ED1「秩序的な人間の皮を被っている」




※おそらく、様々な改変要素により渋谷事変が起こらないので七海は長生きする


※あなたは夏油とは定期的なカウンセリングタイムを設けている。夏油も己の感情のことを家族愛だと勘違いしたままなので、男女の色っぽいことは何も起こらない。(この設定は灰原ルートにもあります)


※あなたの今までの自称「お母さん」発言は七海の分析した通り、無意識的な格上意識の表れです。

つまり悪く言うと、あなたは最初、七海と灰原のことを格下と認識し、自分の覇道が間違っていないかを検証する駒として、”無意識に”数えていたということになります

しかし、共に時間を過ごすうちにあなたも深層心理で彼らのことを駒から仲間へとジョブチェンジさせました。

あなたの本性は強さと自己顕示に飢えた野心の塊なのですが、ここら辺は五条ルートで触れられたらなと思います。




作者は九月まで諸事情によりプリ小説を開けません。
よって、九月に灰原ルートでまたお会いしましょう!
楽しみにしています!

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