注意
千トくん体調不良
苦手な方はバック
大丈夫な方のみどうぞ
一息一息つく度に漏れる熱帯びた息。
どこか熱帯びた体は自信の体の不調を訴えていた。
朝、事務所にていつも通り挨拶する千ト。しかし彼の体温は39度1分。
今にも倒れてしまいそうだが高熱に限って動けるなぞ状態に身を委ね依頼が来ているかを確認する。
えぇ、と返事をし玄関へ向かう星喰。
2人に心配をかけないためにと隠れて風邪薬を飲み汗を拭いて玄関へ向かった。
血が飛び散り路地の壁にまでこびり付いた生臭い現場。
喉の付近にこびりつく吐き気が強さを増す。今すぐにでも吐いてしまいたい。が、それは許されないため飲み込む。
シートの下には喉をナイフで切られた死体が出てきた。
他にも腕や足、胸元を刺されておりお世辞にも綺麗な死体とは言えない。
千トは思わず鼻を袖で抑える。
血とその匂いに敏感な千トを気にして右手は気配りを、そしてその気配りに甘え千トは目と鼻を塞ぐ。
死体、そして事件現場の様子を事細かく知らせてくれているはずの右手の声。それを聞きたいが耳だけを頼りにしているせいで吐き気、ダルさに侵食される。そんな感覚に襲われた。
なんとか事件を解決した千ト。朝に比べ頭痛、吐き気は酷く視界は歪んでいて声も届きずらい。
微かに聞こえる記録者の声と姿。それを頼りに千トは歩く。
乱れこぼれる吐息。
月が少し登り千トらが住むマンションが見えた頃
その場に倒れ込んだ。
目を覚ました千ト。薄めで辺りを見渡す。
電気は消され薄暗い部屋。見慣れた布団に時計があることからここは自室であることが分かる。
少しだるさが残る体をゆっくりと起こし自身の置かれている状況を理解する。
清潔なパジャマにおでこに貼られた冷えピタ。近くのテーブルに置かれた薬とりんご。ここまで運び寝かせてくれのは記録者であるあの双子だろう。
千トはゆっくりとベッドから降り自室を出た。
リビングに顔を出すと右手が千トに駆け寄りおでこに触れ心配そうに見つめる。
まだ少しだるさの残る体。それでも記録者、お友達を心配させたくない千トは優しい嘘をついた。
千トは右手に問う。
すると後ろから平皿を並べる左手が言った。
地下のせいで分からなかったが今は朝の9時。
千トは
無言でお風呂にダッシュした。
お風呂に入り終えさっぱりした千トは席につきお粥を口にする。
卵と優しい味付けが千トを満たす。
千トは食器を置き気づいてたの?と問う。
申し訳ないです。と右手は謝る。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。