第4話

3-① . 💕 - mmmr
97
2026/01/10 09:00 更新
ジャンル ┊︎ 恋愛( 💕 )
cp ┊︎ uplt( NL )
シチュ ┊︎ 奇病( 花吐き病 )
地雷様🔙
 side upprn
upprn
今日も琉惺がサボって怒られてさ〜
upprn
颯音?聞いてる?
 
lt
あ、うん
lt
ごめんちょっとぼーっとしてた
 
upprn
ならもう1回話すから聞いてろよ
 
lt
はいはい
 
 この時深く踏み込まなかったことを
 俺は今でも後悔している
 
 side lt
lt
ただいま
 
『 あら、颯音おかえり 』
 
lt
っ…!?
 
lt
気の所為…か…..
lt
返事が帰ってくるはず無いよね
 
 数日前、母さんが突如失踪した
 何の前触れも無く、原因もわからぬまま
 
 私は母子家庭で育った
 父さんは私が小学生の頃に過労で倒れ亡くなり
 祖父母はもう居ないか絶縁したのか会ったことがない
 
lt
母さん…何処にいるの…
 
 ソファに座り込んだ瞬間
 胃の奥の方から何か込み上げる感覚がする
 
 洗面所へ駆け込み口を濯ごうと開けると
 口から何かがはらはらと零れ落ちた
 
 それは、仄かに赤く色付いた百合の「 花弁 」だった
 
lt
なんで百合の花弁が…



lt
真逆…!?
 
 side upprn
 ここ数日、颯音がずっと欠席している
 
 先生に尋ねても何も教えて貰えず
 詩乃や麗香に尋ねても話していない、と言う
 
upprn
家…訪ねてみるか
 
upprn
てことで教えてください詩乃様
 
mmntmr
なんなんですか急に様呼びなんかして
mmntmr
それに何を教えろ、と
 
upprn
颯音の家
 
mmntmr
ああ、数日来ていないんでしたね颯音さん
mmntmr
でも確か連絡先持っていませんでした?
mmntmr
連絡すればいいじゃないですか
 
upprn
あ…
 
mmntmr
陽汰さんって颯音さんが絡むと途端にポンコツになりますよねほんと
 
upprn
うるさいわ
upprn
電話してみるけど詩乃も聞く?
 
mmntmr
まぁ私も心配ですし付き合いますよ
 
 スマホを取りだし画面に指を滑らせる
 アプリを開き少し下にいったところにあった
 「 穂村颯音 」という名前に触れる
 スマホが音を立てる度、鼓動も少しずつ早くなる
 
 少ししてふっと音が切れ
 
lt
『 もしもし 』
 
 聞きなれた颯音の声がした
 
upprn
もしもし、じゃねーよ!
upprn
何の連絡もよこさず急に学校休んでさ
 
 安堵と気恥しさから語気が荒くなるのを感じる
 
lt
『 あー… 』
 
 少し言葉を濁して颯音が言い淀む
 
 さらに言葉を重ねようとした時
 詩乃に肩を叩かれた
 
mmntmr
陽汰さん、スピーカーモードにしてくださいよ
mmntmr
聞こえません
 
upprn
あ、ごめん
 
lt
『 その声は詩乃? 』
 
mmntmr
ええ、そうですよ
mmntmr
陽汰さんがあまりにポンコツなので代わりに話進めますけど
mmntmr
どうしてここ数日学校に来ていない…
 
mmntmr
いや… 来られないんですか?
 
upprn
はっ…?
 
 詩乃が言っていることの理解ができない
 いや、理解したくないと脳が拒んでいる
 
mmntmr
体調崩してもここまで治らないことはないでしょう
mmntmr
それに颯音さんはズル休みをするような人でもありません
mmntmr
なら何かしらの理由で来れないと考えるべきですよね
 
lt
『 …詩乃は鋭いね 』
 
 そう呟いた声色が
 普段よりワントーン低いように感じて
 次の言葉を聞くのが怖かった
 
lt
『 私、今入院してるんだ 』
 
 その言葉が脳内でグルグルと巡っている
 
upprn
にゅ、う … いん?
 
lt
『 詩乃に病院の位置送るよ 』
lt
『 長々と説明する訳にはいかないから 』
lt
『 時間がある時に二人で来て 』
 
mmntmr
わかりました
mmntmr
それじゃあお大事に
 
lt
『 ありがと 』
 
 頭の中の整理がつかないまま
 無慈悲にもプツッと音を立てて電話は切れた
 
 思ったより長引いたので2話に分けます!

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