それでね、私-。
うん?
妹のドナーになることにしたの!
花恋がそう言った瞬間、何を言っているのか理解できなかった。最初は……。
でも、すぐに理解できた。それは-。
それって-
死ぬってこと
おい!お前!
後悔はないよ。だって、今まで妹よりいっぱい幸せな思いできたんだよ?
それは…それはまだ!
だからね、次は妹に楽しんでもらいたいって!分かってる。私が死んでも妹は嬉しくなんかならない。
じゃあなんで!
だって、妹にはもうドナーがいないと、死ぬ道しかなくなったんだよ!?
うそだろ……
ほんとだよ!だからさっ…っ……。私の命、妹に託して、楽しんでほしいの!
お前っ!
別に妹が死ぬっていう選択肢もあるよ。でも、私、もう満足だ!初めて好きな人ができた。
でもっ!
光だよ。私に好きって気持ち教えてくれたの。楽しかったね、色々。……っ!ダメだなぁ…やっぱり泣いちゃうな
だから!もう、死ぬな!
お願い。これが最後のお願い。
じゃあその願い、俺が取り消す!
これだけは、光の願いは使えないよ。
なんでだよ!
妹…私の妹が転校してきたら、歓迎してあげてね!私と似てるところあるから!
っ…うん
それと、私のこと…忘れないでねっ…っ!
っ…うん
じゃあ、ね!
まてよ!俺からも最後に!
ん?
……っ
俺は初めて、人に、女子に、好きな人にキスをした。花恋の口は涙でいっぱいだった。
だめだよっ…そんなことしたら…未練残るじゃん!
残してやるよ。俺も、お前のこと忘れない。
っ!ありがとう!
なぁ、花恋
うん!
こうやって呼ぶのは初めてかもな。
そうだね!
花恋…俺、お前のこと、好きだ!
っ…うん!
あいしてる!
っ…うん!私も好き!大好き!
っ…おう!
じゃあね、光-。
そう言うと、花恋は灯台から落ちていった。
その後、花恋の死体は発見され、約束通りドナーになったらしい。
夏休みが明けた。
転校生を紹介します!入って。
足立愛花です!よろしくお願いします!
【終わり】
いいねして作者を応援しましょう!
恋愛の小説
もっと見る- 恋愛
現青城マネージャー兼選手、元烏野マネージャーなんだってさ
『生まれは愛知で3、4才の時宮城に来て、中学は徹と一緒。』 『高校は最初烏野に行ったんだけど稲荷崎に転校してって』 『稲荷崎は色々と面倒くさかったから青葉城西高校に来た』 及川「なんと言うか…」 花巻「壮絶な人生だな」 松川「壮絶な人生って言うほど年取ってねえだろ」 岩泉「お前ら練習サボんな!」 『そうだそうだー(棒)』 岩泉「主将がサボってどうすんだ!」 『そうだそうだー(棒)』 及川「ごめんね岩ちゃん☆」 『うざ』 及川「酷い!」
favorite 11grade 12update 30秒前 - 恋愛
あの日の約束
lock フォロワー限定favorite 29grade 54update 5分前 - 恋愛
【新】萌え袖の君は。
太陽の照る日でも、雪の降る日でも、毎日同じジャージを着るおとこのこ。 前回のリベンジ!!!!
favorite 18grade 12update 8分前
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
君と戻りたいあの日-好きな気持ち-
高二の美幸は、合コンで第一印象がクールな、雅と出会う。美幸は、「気になる」と雅に言われた。話していくうちに雅を好きだと気づく美幸。雅が「好き」と告白し、美幸は「私も好き」と返事をし、付き合うことに!幸せすぎる2人をどうぞ見ていってください!もう1つ芽生えた友達の恋心は、悲しく、辛く、今回の次が気になってしまう、結末とは?
- 恋愛
ホンモノの恋
桐谷侑樹(きりやゆず)は、チャラくてモテる。なので、女遊びも激しく、本気で恋などしたことがなかった。しかし、ある雨の日に、いじめられっ子の女の子と出会い…!?
- ホラー
Urban Legend Research Club
活動報告のアンケートで多かったホラーの小説です! ちなみにタイトルは、英語で「都市伝説調査クラブ」です。 都市伝説とかの何かを書きたいなぁと思ってます。 語彙力がないので読みにくかったりするかもしれませんがご了承ください ----------------------------- ここは、蓬生中央高等学校 一般に、「蓬中央高校」と言われている高校 この学校には、「都市伝説調査クラブ」という、ほかの学校にはない珍しいクラブがある。 メンバーは、1年生から3年生まで、合わせて6人。 少ない人数だが、何とかやっている。 学校だけでなく、各地に蔓延る霊や都市伝説の調査を依頼されて行うクラブである。 そして本日も、更なる依頼人がやってくる。 さて、次の都市伝説は…? -----------------------------
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!