長尾くんside
あなたは、お母さんしか、家族がいなかった。
でも、お母さんは、とっても重い病気で、小さい頃から、僕達の家族と遊びに行ったり、することが多かった。
だから、お母さんから、相談されたりすることが、いっぱいあった。
13歳の中学に、入った頃
あなたのお母さんから、呼ばれて、病院に行った。
いつものように相談かと思ったけど、また、違った。
それは、驚くべきことだった。
いつもあなたと、同じように明るい表情する人だったから、表情を変えたのに驚いた。
え.........。
そんな。
いつかくるとは、わかってたでも、お医者さんから、「娘さんが、20に、なるまでは、大丈夫でしょう。」って言われていた。
だから、安心していた。
だから、言葉が、出なかった。
でも、あなたのお母さんは、この時、みんなが思うより、病状が、悪かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。