第6話

話し声
70
2020/03/22 05:09 更新
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…もう寝かし終わったか?
我妻 善逸
我妻 善逸
……ちょっと行こう!
二人は浅葱の元へ行った


浅葱がちょうど部屋から出てきた
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
あっ、浅葱さん!
浅葱(人間)
浅葱(人間)
…?
浅葱(人間)
浅葱(人間)
嗚呼…御二方、どうされました?
炭治郎は申し訳なさそうに話す
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…浅葱さん、話の続き聞かせて貰えませんか?
浅葱(人間)
浅葱(人間)
…………やっぱり気になりますか
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…はい
炭治郎はゆっくり頷く
浅葱(人間)
浅葱(人間)
…裏庭で話しましょう、暫くしたら向かいます
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…分かりました
浅葱は裏庭で話そうと提案した


暫くして浅葱が来た
浅葱(人間)
浅葱(人間)
…お待たせして申し訳ありません
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
あっ、大丈夫です!
我妻 善逸
我妻 善逸
…本当に聞いちゃうの炭治郎?
善逸が不安そうに炭治郎に問い掛ける
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…伊之助を背負って話していたからな……話が続かなかったんだろう
我妻 善逸
我妻 善逸
……そっか
我妻 善逸
我妻 善逸
…ところで、毒柱の子帰ってきたのかな?
浅葱(人間)
浅葱(人間)
…紫ノ先様ならもう既に帰って表柱との柱合会議に行っておられます
浅葱(人間)
浅葱(人間)
……あと、戻りたいのですがいいでしょうか…このまま暫くいると駄目なので
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…あっ、はい!
そう言って浅葱は鎹鳥として戻った
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
では、話の続きを…
そう言って浅葱は話の続きをした
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
私が紫ノ先様に助けられた所まではお話しましたね…
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
はい…
我妻 善逸
我妻 善逸
うん…
二人は頷く

浅葱は悲しい声で語る
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
………私は助けられ感謝をしたものの、
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
紫ノ先様は私の言葉に触れずそのまま立ち去りました
浅葱は少し頭を下げ、喋った
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
「今のは助けではない、鬼を斬りに来ただけだ」
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
「そんな下らん言葉を喋っている暇があるなら面倒な此奴らを斬らなくても良かった」
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
…………そんな事を言われました
浅葱は先程の態度では真逆にしっかり炭治郎達を見上げた
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
でも…!私は紫ノ先様の隣に居たいんです…………!
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
紫ノ先様がなんと言おうと………私は……
そう浅葱が話していた時に誰かが後ろから喋りかけてきた

優しい口調だった
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
…おや?浅葱君の話し声が聞こえたかと思ったら貴方達も居たんですね
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
胡蝶様……柱合会議はいいのですか?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
あらあら、もう柱合会議はとっくに終わっていますよ?
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
じゃあ…もう毒柱の子は……
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
毒柱…?………ああ!紫ノ先さんの事ですよね?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
それなら一旦屋敷に帰っていますよ、何故かは知りませんが…
胡蝶がやんわりとした声で喋る

どうやら紫ノ先は屋敷に帰っているようだ
途中から話を聞いていた胡蝶が流れに沿って話す
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
浅葱君…紫ノ先さんの事を大事に思ってらっしゃるのですね…
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
紫ノ先さんも辛い過去をお持ちですからね…浅葱君がいないとダメに思えますから
我妻 善逸
我妻 善逸
辛い過去……?あの子辛い過去持ってんの??
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
…裏柱の皆様は辛い過去を持って復讐する為にここへ入られました
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
………勿論、裏柱として所属してもらいたかったのですが…
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
お兄さんの仇を摂るために…素敵な妹さんですね…
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
そうですよね……ねぇ?色姫さん…?
炭治郎達が話を聞いている隙に胡蝶は違和感無く話を逸らした


カタッ


胡蝶が”色姫さん”と呼びかけた瞬間、襖をあけ、彼女は顔を覗かせて出てきた
我夫 色姫
我夫 色姫
すみません…勝手ながら、ずっと後ろから聞いていました………
鎹烏(浅葱)
鎹烏(浅葱)
我夫様まで………
我妻 善逸
我妻 善逸
…?!可愛い女の子が出てきたァ?!?!?
善逸が騒ぐ

失礼だと炭治郎は必死に止める
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
やめろ善逸!失礼だぞ!!
我妻 善逸
我妻 善逸
女の子じゃん!!あの子はどう見ても女の子だよォ!!!!!
騒ぎ立てる善逸に胡蝶が小さい声で言う
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
彼女の前でそんな行動をとっては嫌われますよ…?
我妻 善逸
我妻 善逸
ハッ!!
胡蝶の言葉を聞いた善逸はすぐさま大人しくなった

女の子に嫌われるのが相当嫌なんだろうと炭治郎は呆れながら思った

柱の前であまりに暴れてしまった罪を背負いながら炭治郎は深く謝った
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
…申し訳ないです
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
大丈夫です!彼も必死ですから…!
胡蝶は微笑む

だが我夫には胡蝶の考えている事が小難しかったようだ
我夫 色姫
我夫 色姫
…はて?
我夫は首を少し傾げる
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
…ふふ、少し色姫さんには小難しかったでしょうか?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
その内に分かりますよ…
我夫 色姫
我夫 色姫
…?そうですか……
分からないまま我夫は返事をした

そこで炭治郎は疑問を胡蝶に話した
竈門 炭治郎
竈門 炭治郎
あの……その毒柱の子はそんなに辛い過去を持っているんですか?
胡蝶 しのぶ
胡蝶 しのぶ
どうなんでしょうか………
胡蝶は紫ノ先の過去を聞いたことが無い

裏柱は過去を潜めながら鬼を斬りながら生きている

裏柱の過去は本人自信に聞かないと分からないがその本人も喋ることは無いだろう
たとえ誰かのように暴れ回り、事情を話すようになったとしても──────

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