俺の視界に映ったのは……
鼻歌を歌いながら、あのクローゼットを漁っているりうらくん……
さすがのほとけも苦笑い……
まろに関してはよく分かんない鳴き声を出している
りうらくんの顔がぱっと明るくなった
う、うわぁ……何を見つけたんだろう……？
満面の笑みで駆け寄ってくるりうらくんの手に握られていたのは……
完全にアウトな形の哺乳瓶と……にょ、尿道の…あの…あのやつ……
顔を真っ赤にしたほとけがまろの後ろにさっと隠れた……
ほとけは離れないと言わんばかりにまろの腕をぎゅっと掴んでいる……
こいつ……
ひょこっと顔を覗かせたほとけにりうらくんが近づく……
りうらくんがほとけに玩具たちを見せつける
うるさっ……
りうらくんもびっくりしてるし
すっごく白々しい
演技下手かよ……
わ、子供ってやっぱなんか素直で純粋だよね……
何も状況を理解できていないりうらくんがこてんっと首を傾げる……
そしてその横で、殺意さえも感じる黒いオーラを纏ったまろがほとけをじっと見つめている…
りうらくんとまろの温度差がやばすぎてまた風邪ひいちゃいそう！！！
……こいつ
危険を察知したのか…ほとけが慌てて弁解している
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
……この声…
