第92話

番外編7 Part7
2,919
2024/07/11 03:12 更新
No side





そこで、事件は起きた。





イフリート・ジン・エイト
…は?





あなたや五条、夏油が座るテーブルを眺めていれば、あなたが五条に「あーん」をしている光景を目撃したエイト。





イフリート・ジン・エイト
な、なんで…って待って…!!





夏油にもスプーンを向けようとしていたあなたが見えて、すかさずエイトは夏油に殺気を放った。





ムルムル・ツムル
すげぇ殺気…
イフリート・ジン・エイト
…当たり前だろ。僕だってまだ「あーん」されたことないのに。
イポス・イチョウ
……





アクアケースの一件があるイチョウは明後日の方向を見た。





イフリート・ジン・エイト
どうしよう、取られちゃったら…





あなた
…www
五条悟
———!!
夏油傑
……www





さっきまで臨戦体制に入りそうな勢いだったにも関わらず、楽しげに話すあなたの姿を見るとエイトは自分に自信がなくなってきた。





ムルムル・ツムル
元気出せって!お前らまだ付き合ったばっかなんだから、あなた先生が元カレに靡いたりするはずないし!
イポス・イチョウ
第一、元カレなんてただの仮説に過ぎないしな。
ムルムル・ツムル
後で、ちゃんとあなた先生に聞いてくればいいじゃん!
イフリート・ジン・エイト
…うん。





「後でちゃんと話そう。」と心に誓って、エイトは一時的に今の気持ちに蓋をした。





in 大広間





イポス・イチョウ
ツムル、今どこだ?今お前に会いたくて仕方ないんだけど。
ムルムル・ツムル
ちょっっっと!!スター持って近づいてくんな!!





大広間でソファに座ったイチョウとツムルのマ◯カー勝負が白熱していると、ちょうど風呂から上がった五条と夏油がやってきた。





五条悟
え、なになに、マ◯カー?いいなぁ〜、こっちにもあるんだねぇ〜。
ムルムル・ツムル
うわっ!!





突然後ろから話しかけられ驚いたツムルが操作を誤り、その隙にイチョウが抜かしてゴールした。





五条悟
あ、メンゴメンゴ。負けちゃったね〜www





ソファの背もたれに肘をついて、全く気持ちのこもっていない謝罪に少なからずムカついたツムル。





ムルムル・ツムル
えっと…ゴジョウさん?でしたっけ。随分馴れ馴れしいですね。
五条悟
ダメ?僕敬語苦手なんだけど。
夏油傑
コラ、悟。
イポス・イチョウ
…年はおいくつなんですか?
五条悟
僕も傑も28〜。





まさかの年上だったことにイチョウとツムルは驚いた。





五条悟
君たちはいくつなの?
ムルムル・ツムル
…26です。
イポス・イチョウ
27です。
五条悟
えっ、マジ?見えない。童顔だね〜。
ムルムル・ツムル
あ”?





五条の言い方にカチンときたツムルが思わずドスのきいた声になった。





五条悟
いいじゃん!童顔!若く見えるって意味だし!
夏油傑
悟、流石に失礼が過ぎる。謝りな。
五条悟
えぇ〜。
ムルムル・ツムル
そういうアンタだって、年上には見えねぇよ。
イポス・イチョウ
ツム、落ち着いて。気持ちは分かるけど。





するとその時、パタパタと大広間に向かって誰かが走ってくる足音がした。





あなた
ちょっと!!何してるんですか!!





やって来たのはあなたでこちらを見るなり、険悪ムードを感じ取ったのか、すぐさま五条の首根っこを掴んだ。





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