僕とあなたが出会ったのは 、 4歳くらいの時やった .
最初はずっと表情も変わらず 、 喋らず
人形みたいやと思ってた .
あなたはいつも猫のぬいぐるみを持っていた .
初めてあなたが話してくれて僕は嬉しかった .
それから僕たちは少しずつ仲良くなっていった .
ただ ...... .
あなたは体が弱かった .
あの頃のあなたはほんまに苦しそうやった .
手を握るだけで何もしてやれない自分が嫌やった .
______
あなたが学校に通えるまでに
回復したんは小4の後半頃やった .
僕はこの時初めて胸がドキドキして苦しかった .
妹のような存在やったあなたを 、 好きなんやと
自覚した時はしばらくまともに話せんかった .













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!