第4話

貴方が居ないと【🌞】Ⅰ
96
2024/03/03 06:00





登場人物
あなた
 
🌞
 














あなた
晴〜?

🌞
げっ







晴が開けようとしていたエナドリを、

背後からぱっ、と奪い取る。




あなた
休みなさい!
🌞
やだ!




冗談じゃない。

何日休憩してないんだか。








🌞
ていうか、あなたがなんで此処研究室に…

あなた
この辺で魔が出たって、
あなた
報告があってね〜
あなた
調査ついでに寄り道的な






🌞
そっか、あなたって祓魔師か
あなた
おい何だと思ってたんだ













晴と私は、養成機関に居た時代からの仲。










晴は研究者、私は祓魔師だけど、

当時から仲が良かった。





かれこれ、10年程の付き合いである。













そして、彼氏と彼女の関係でもある。





あなた
何日寝てないの〜?
あなた
クマ酷いぞ〜


🌞
んぇ〜…


ばつが悪そうな顔をする晴。










最早、そろそろゲームを終わりなさい、



そう言われた子供のような。




🌞
でも〜…
あなた
でもじゃない、寝なさい
🌞
はーい…




こういう事が多いから、



本当に晴が、私の彼氏なのか?とか



思ってしまうけれど、












時々見せるかっこいい所に、

私は惚れたし、今でも惚れているのだ。





大好きなのだ。










寝室に向かう晴の背中をぼーっ、と見る

































その時だった。


ずん、と重い雰囲気を感じた


あなた
(魔だ)






やばい


反応が遅れた




魔が、晴の所へ向かっていた








あなた
っ晴!
🌞
え、


















































ザシュッ──────








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