第15話

喧嘩
217
2026/01/12 01:36 更新


今日は新曲「Love In My Heart」のMV撮影。この曲はヒョンジナに出演してもらうことになっている。




🥟︰「ティニ~」



『あ。ヒョンジナ。』



久しぶり~と後ろから抱きついてくるヒョンジナを引き剥がす。カメラの前だからね。




🥟︰「…痩せた?ご飯食べてないでしょ。」



『あー、でも今日は食べたよ。コンビニのおにぎりだけどね、』



🥟︰「…何個?」



『時間無かったから1個だけ。…どうしたの?』



🥟︰「…ううん。なんでもない。」







撮影は順調に進んでいき、最後のカットが終わった。撮影が終わった後、ヒョンジナに腕を引っ張られ、裏に連れていかれた。




🥟︰「どういうつもりなの?」



『えっと、何が…?』



🥟︰「僕さちゃんと休んでって、ご飯食べてねって言ったじゃん」



「忙しいのは分かるけど、忙しさを理由に休まないのは違うと思う。」



『それは…』



🥟︰「僕たちは体調管理も仕事の内だと思う。正直に言うけど、今の美月は見ていられないな、って思う。」



『…っ!』




🥟︰「顔色も悪くて、その姿をファンに見せるの?」




ヒョンジナの言っていることは何一つ間違っていない。グループで活動することとソロで活動することは同じようで全く違う。いつだって孤独との戦い。






🥟︰「でも美月っていつもそう。僕が心配していろいろ言ってるのに、悩んでるなら相談のるよって言ってるのに。」



「いつも1人で抱え込むよね。」




「確かに距離は離れてるし、直接会える時間も少ないけど、話を聞けないことはない。」




「でも美月にとってそれが負担なら」




''僕たち一緒にいない方がいいかもね。''





その言葉はきっと遠回しに別れよう、って伝えていた。




『…そうだね。私とヒョンジナじゃ生活環境も、過去の境遇もスケジュールも違うから、』




『私はずっと1人だったから、グループで活動してるヒョンジナには分からないと思うし。』




🥟︰「ちょっと待って、」




『私もグループで活動しているヒョンジナの気持ちは分からないし。』



『だから一緒にいない方がいいんだよ』




そもそもあの事務所に所属している以上、恋愛なんてしちゃいけないんだ。







馬鹿らしい。この事務所に入った時から分かってたはずなのに。




🥟︰「、もういいよ。勝手にしたら。」




そう言ってヒョンジナは何も言わずに出ていってしまった。






きっと






もう会うことはないんだろうな

















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