今日は新曲「Love In My Heart」のMV撮影。この曲はヒョンジナに出演してもらうことになっている。
🥟︰「ティニ~」
『あ。ヒョンジナ。』
久しぶり~と後ろから抱きついてくるヒョンジナを引き剥がす。カメラの前だからね。
🥟︰「…痩せた?ご飯食べてないでしょ。」
『あー、でも今日は食べたよ。コンビニのおにぎりだけどね、』
🥟︰「…何個?」
『時間無かったから1個だけ。…どうしたの?』
🥟︰「…ううん。なんでもない。」
撮影は順調に進んでいき、最後のカットが終わった。撮影が終わった後、ヒョンジナに腕を引っ張られ、裏に連れていかれた。
🥟︰「どういうつもりなの?」
『えっと、何が…?』
🥟︰「僕さちゃんと休んでって、ご飯食べてねって言ったじゃん」
「忙しいのは分かるけど、忙しさを理由に休まないのは違うと思う。」
『それは…』
🥟︰「僕たちは体調管理も仕事の内だと思う。正直に言うけど、今の美月は見ていられないな、って思う。」
『…っ!』
🥟︰「顔色も悪くて、その姿をファンに見せるの?」
ヒョンジナの言っていることは何一つ間違っていない。グループで活動することとソロで活動することは同じようで全く違う。いつだって孤独との戦い。
🥟︰「でも美月っていつもそう。僕が心配していろいろ言ってるのに、悩んでるなら相談のるよって言ってるのに。」
「いつも1人で抱え込むよね。」
「確かに距離は離れてるし、直接会える時間も少ないけど、話を聞けないことはない。」
「でも美月にとってそれが負担なら」
''僕たち一緒にいない方がいいかもね。''
その言葉はきっと遠回しに別れよう、って伝えていた。
『…そうだね。私とヒョンジナじゃ生活環境も、過去の境遇もスケジュールも違うから、』
『私はずっと1人だったから、グループで活動してるヒョンジナには分からないと思うし。』
🥟︰「ちょっと待って、」
『私もグループで活動しているヒョンジナの気持ちは分からないし。』
『だから一緒にいない方がいいんだよ』
そもそもあの事務所に所属している以上、恋愛なんてしちゃいけないんだ。
馬鹿らしい。この事務所に入った時から分かってたはずなのに。
🥟︰「、もういいよ。勝手にしたら。」
そう言ってヒョンジナは何も言わずに出ていってしまった。
きっと
もう会うことはないんだろうな












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。