ボクの近所には昔から不思議な子がいた
先にお兄ちゃんの方は知っていて、隣同士仲良くさせて貰ってた。ボクのおかーさんは普通にその子達のおかーさんとランチしたりするくらい仲良くて
よくお兄ちゃん……ニカくんと遊んでたね
しかめっ面だったけど意外と無邪気で子供っぽくてそれはそれはめちゃくちゃ可愛かったなぁ
そしてニカくんが6歳の時あの子が、モカくんが生まれた
ボクに兄弟なんていなかったから、とても新鮮だった
ニカくんが受験シーズンの時は結構ボクと遊んだと思う
そうだ。その時だった
まだ幼い彼の口から
この言葉が飛び出してきたのは
最初は何の冗談かと思ったよ。もしかしてごっこ遊びの延長線上なのかな?とか好きなアニメのキャラに影響されたのかな?とか色々ね
でもやけに真剣というか……いや、笑顔なのには変わりはなかったけど……少しだけゾッとしたんだよな
……だから高校に見事受かったニカくんに聞いてみたんだ
口ごもると、察したのかニカくんは「あぁ」と口を開いた
モカくんだけじゃなく、その兄であるニカくんも力を持っているとも話して貰って、その日は終わった
信じたくないなら信じなくていい……
ニカくんはそう言ったけれど
ボクは何となく、信じざるを得ない気がした












![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)


編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。