…広…。
いやもう、なんて言うか…凄い。
本や棺とか色んなものが浮かんでおり
そして慣れなければすぐ迷えるような広さの学園
…何があってあの学校とこんな違うのだろうか()
…待って
扉大きくない??
……うん、とりあえず深呼吸
落ち着いて、こんな環境の差で驚いてる場合じゃない
恐る恐るコンコンとノックをする。
すると自動で扉が開いた。
暫く…と言っても5秒ほど唖然してから正面見てみる。
そこにいたのは七人の生徒と思われる方々と、目元を仮面で隠している男性
…プラス、ものすごい量の呪霊ではない何かだった。
*
無心になりながら周りの霊をスルーする。
…この方達ヤバくないか……
この世界にゴーストがいるのは知っている。
何故なら私達の島にも時々居るし来るから。
そして、特殊なものを持った人達だけが祓える霊を「呪霊」と言うのだ。
今現在居る幽霊達はなんとも言えない…けれども完璧に呪力を持った霊だ。
しかもそれがこの場だけで100いく程の数いるのだ。
………帰って良いでしょうか?()
とは思えど、散々あの五条悟などに振り回されて来たあなたは
ポーカーフェイスや嘘が大変上手くなっていた。
何故なら何か言ったら面倒臭くなりそうだし、顔に出したりしてしまったら指摘され
それも尚面倒臭くなりそうだからである。(大方正解)
今は大分丸くなったからあまりそういう機会は減ったけれど…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!