第54話

第53話 日記
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2024/12/10 14:00 更新
あなたside

チーン⚰️

3日後、お葬式が行われた。
私は特別外出を許可され、遺影の前で手を合わせる。
橋本環奈
…なんでこんなことに。
神宮寺勇太
……紫耀。
お葬式が終わり、3人で話をする。
私は、何も言えず、ほぼ聞こえなかった。
橋本環奈
……あなた、大丈夫?
(なまえ)
あなた
…ん?あぁ……大丈夫だよ。
橋本環奈
…嘘つき。
神宮寺勇太
…こんなこと言うのは違うかもだけど、
紫耀が乗るはずだった電車は、翌日だったんだ。
神宮寺勇太
あなたの名字さんの手術の時、俺らが呼んだから、予定より早くなって、そのまま…。
橋本環奈
……本当にごめん。
そう言って2人は立ち上がって、私に頭を下げる。
(なまえ)
あなた
そんなことないよ。
2人は悪くないから。
神宮寺勇太
…この後、紫耀の家に行く予定なんだ。
平気なら、一緒に行かない?
橋本環奈
……なにか、見つかるかもよ?
(なまえ)
あなた
…そうだね。行ってみよう。
お葬式の間も、今も、涙は出なかった。
泣きたいのに、涙が出ない。

だって、この3日間、狂ったように泣いていたから。
涙が枯れて、もう出てこなくなってしまった。
ガチャ
全員
お邪魔します。
中に入ると、
橋本環奈
…今田さんと道枝くん?
今田美桜
…みんなもここに?
道枝駿佑
…先輩。
神宮寺勇太
……2人の関係は?
(なまえ)
あなた
…姉弟なんだって。
橋本環奈
え、そうなの!?
道枝駿佑
まぁ義理のですけど。
(なまえ)
あなた
…それなんですか?
美桜さんの手を見ると、
手帳らしきものが握られていた。
今田美桜
あぁこれ、あったんだけど読んでいいかわからなくて。日記かも。
橋本環奈
……読んでいいのかな?
道枝駿佑
…平野先輩、母親も父親もいないから。
親戚の人がお葬式をあげたそうですね。
神宮寺勇太
うん、初めて聞いた。
父親が出ていってたなんて。
橋本環奈
あいつは言わないもんね…。
(なまえ)
あなた
…見てみよう。日記。
今田美桜
…あなたが開いて。
(なまえ)
あなた
……私が?
今田美桜
この日記を開いていい人は、
あなたの名字さん以外、いないと思う。
そうみんなが頷く。
私は震える手で受け取り、日記を開いた。
✎︎______________

新学期が始まった。
気になる子がいた。


風邪で病院に行ったらあなたの名字さんと出会った。
お互い風邪だと話した。けど、なんか暗かったな。


コロナで病院に行ったら、あなたの名字さんと会って、
薬を見つけた。心臓病で余命1年らしい。
その時、守りたい。そう思った。


ピクニックにあなたちゃんと出かけた。
お昼寝してたら、記憶がなくなってた。
驚いたけど、距離を置こうとは、思わなかった。
✎︎______________
(なまえ)
あなた
紫耀くん…。
色んな記録や想いが記されてあり、
しばらくめくっていると、1つの文章が目に入った。
✎︎______________

あなたちゃんが昏睡状態になった。
夜も、あまり眠れない。

もう彼女に会えないかもしれない。
そう思うと、涙が出るばかりで、正直何も出来ない。

それが、さらに腹が立った。
もし彼女が亡くなったら、生きる意味が無い。


卒業した。一緒に卒業したかったな。
もし彼女が目覚めたら、












































































‪”‬───プロポーズしたいな。‪”‬
✎︎______________
(なまえ)
あなた
……っ!?
私はこの言葉を見た瞬間、涙が溢れた。
周りの4人も泣いている。
(なまえ)
あなた
紫耀くん…。
神宮寺勇太
紫耀…。
私は日記を胸に当てながら、膝から崩れ落ちた。
嗚咽するように、涙を流す。
橋本環奈
あなた……。
環奈がしゃがんで、背中をさすってくれる。
今田美桜
あなたさん…。
道枝駿佑
先輩…。
神宮寺勇太
……。
私の嗚咽と、みんなの泣き声が聞こえる中、
部屋に置かれた紫耀くんの遺影が、輝いていた。
𝐍𝐞𝐱𝐭➸

♡すみません、次回最終回です!🥰

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