少しけだるげで、やっぱりちょっとあなたさんの顔色が悪いような気がした
でもその話をあなたさんにすると、すぐこうやって話題をそらされてしまった
心配と、安堵の感情で頭がいっぱいになる
勿論あなたさんの体調のことは気にしている
でももし護衛の途中であなたさんが帰ったり、途中で居なくなったりしたら俺たちはトラウマから身体が動かなくなると思ったから
我ながら最低だと思った、
あなたさんにいつも助けられてきたのに、あなたさんが苦しんでいるときはまた自分のことを優先して逃げ出して、それで、その存在に助けられてる
あ の 人 が い る
それだけで、心強くなって前を向くことができる
こんな自分だからこそ、腹が立って仕方ないんんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。