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第2話

最悪
24
2020/11/14 04:06
お父さん
家事は女の仕事だ!!!
家事も出来ないような妻はいらん!!!


あぁ…また…
お母さん
ひくッ…ヴィッぐ…ひっッ
お父さん
何を泣いている!!!
お前はもう親なんだぞ!!!
バチンッ
お母さん
ヴアア"ッ
  …ぐす ぐす ひっく


はぁ…何回やるんだろうこのくだり…
いい加減飽きないの?


…毎日こうだ。うんざりする
これが終わるのを待って終わったらお母さんをなだめる。
これが私の生活。
お父さん
楓ッ!!
ぼーっと見てないでお前は勉強しろ!!!
ごっ
鈍い音が走る
頭が痛い…
お父さん
父の言うことが聞けないのか!!
すみません。すぐ戻ります
 と言って私は部屋に戻る

もう終わりにしたい…。
私は机の上のカッターを手に取る
 ……
私はカッターをもとの場所に戻した
こんなことをしても変わらないのだ。
やめておこう…
遮光カーテンを開けて窓を開いてみる。

……そこには鳥がいた。
気持ちのいい声で鳴いている


私は瞳を閉じて辺りの音を聞いてみる
鳥の鳴き声 川のせせらぎ 木々の青々とした音色



……母の泣き声
はぁ…
この現実から抜け出したい

そんなとき窓から桜の花びらが流れてきた
しっとりと華やかに
私は見とれてしまった
花びらはどんどん流れてくる
この花びらはどこから流れて来ているのだろうか
私は次第にそう思い始めた。
そんな衝動に刈られ私は窓から身をのりだした


そのときっ!!
お母さん

楓ちゃん!
何をしているの…?

母が来た
もう説教は終わったのだろうか?
お父さん
何事だ!!

まずい!!
私は窓から飛び出て必死に走った
 ……靴も履かずに

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