第3話

第二話
5
2024/06/30 13:25
あれから一ヶ月の昼休み…
コウライ
コウライ
んぁ〜!わからない〜!
ロイ
ロイ
だから、ここをこうして…
俺達の距離はかなり近づいた
そして、何故今俺はロイに勉強を教えてもらっているかというと、来週は中間テストだからだ
コウライ
コウライ
俺数学苦手なんだよぉ!
ロイ
ロイ
だから今教えてあげてるんだろ?
コウライ
コウライ
けどぉ…
エイル
エイル
お〜い!二人共〜!また勉強してるのか〜?
2人が勉強をしていると、エイルが途中から割り込んできた
コウライ
コウライ
あ、エイル!
ロイ
ロイ
あぁ、そうなんだけどよ…こいつがあまりにもわからなさすぎて
エイル
エイル
へ〜、大変だね
ロイ
ロイ
あぁ、エイルも手伝ってくれねぇか?
エイル
エイル
う〜ん…いいよ!
ロイ
ロイ
ありがとな
コウライ
コウライ
う〜…
エイル
エイル
えぇっと…あ、だから〜…
主が中学生のため高校の問題がわかりません、ということで割愛させていただきますスミマセン
ロイ
ロイ
わかったか?
コウライ
コウライ
う、うんっ!
エイル
エイル
よかった!
             ーテスト当日ー
ジルバ
ジルバ
よーい…はじめっ!
コウライ
コウライ
スゥーッ…(う〜ん…あっ…これ…!)
なんと、ロイから教わったのがいくつもあったのだ
コウライ
コウライ
…(凄い…!解ける…!)
カンニングと疑われたようにロイの方を見ると
ロイ
ロイ
…ヘヘッ
微笑みかけてきた
コウライ
コウライ
…!
俺は自分の頬が赤くなっているのを感じた
コウライ
コウライ
っ〜…(集中集中…!)
ジルバ
ジルバ
テストやめ!筆記用具をおいて答案用紙を後ろから前へ送ってください!
コウライ
コウライ
ふぅ…
ジルバ
ジルバ
はいっ、では確認ができたので休み時間にしてください!
コウライ
コウライ
…ロイ!
ロイ
ロイ
…ん?
コウライ
コウライ
ありがと!ロイのお陰で結構問題が解けたぞ!
ロイ
ロイ
ほう…そうか、それは良かった…
エイル
エイル
ほんと、すごかったな!もしかしてイカサマとかぁ?
ロイ
ロイ
馬鹿、してるわけねぇーだろ!
コウライ
コウライ
じゃあ、なんでだ?
ロイ
ロイ
ほら、先生とか「ここテストに出すぞ」とか言う所あるだろ?そこを重点的にやったからだ
コウライ
コウライ
へ〜!
ロイ
ロイ
あとはワークとかに出てきたものをよく見たり、50%位ででそうなところを教えただけだ
コウライ
コウライ
なるほどぉ!
エイル
エイル
ってか…ロイってもしかしてガリb…
ロイ
ロイ
うっせ!
エイル
エイル
エヘヘ〜
ロイ
ロイ
ったく…
コウライ
コウライ
ハハハ〜…とりあえず、ありがと!
ロイ
ロイ
おう
そうして、他のテストも、ロイから教えてもらったのが多かった
            ーテスト返却の日ー
コウライ
コウライ
(頼む、60点はいってくれ…!)
ジルバ
ジルバ
コウライ
コウライ
コウライ
は、はいっ…!
テストを受け取りすぐに自分の席に戻った
コウライ
コウライ
恐る恐る点数を見ると…
コウライ
コウライ
え、やったぁ!
なんと、70点だったのだ
コウライ
コウライ
前回よりも20点位上がってる!
やっぱりロイは凄いと、俺は思った
エイル
エイル
良かったな!コウライ!
コウライ
コウライ
おうっ…!
ロイ
ロイ
んま、オレのおかげだけどな
エイル
エイル
ちょっと、何その言い方ぁ!
ロイ
ロイ
ハハハ
コウライ
コウライ
…ってか、ロイは何点だったの?
ロイ
ロイ
あぁ、96だ
コウライ
コウライ
高っ!
エイル
エイル
相変わらずすげぇや…
ロイ
ロイ
ありがとな
ロイの顔が少しし赤くなっている
コウライ
コウライ
(照れ顔かわいいっ!)
そう思いながらロイの顔を見つめた
そして、コウライは初めて五教科の合計点数が300点を出したのだった

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